置いてかないから ページ2
ホンビン視点
パリンッと天井の電球が割れる音と、外の喧騒が聞こえて来た。しばらくすると部屋の中でパチンッと音がした
KI「おい、もういいぞ」
SG「…ッカイ」
ユンギが発動を解くと、カイは懐中電灯で部屋を照らした。カイとウォンシク、ジェファンがそこにいる。バーノンは彼らに怯えたようにユンギの後ろに隠れた
RV「おいおい敵地で託児所開くなよ」
KE「大丈夫だよ〜お兄さん達怖くないから！僕ジェファン、こっちがウォンシクとカイ」
KI「ヴィニの送信聞いとけよ、俺もう行くから。」
再びカイは消える。残された面々の視線は僕に集中した
KE「で？どんなお茶目を授けられたの」
「クァンミン君に協力してもらってガラス玉が壊れる振動を計算した。先生がSHINeeのジョンヒョンから彼の能力を借りて来たんだ。だから僕は今彼と同じ能力を持ってる」
SG「じゃぁガラス玉全てを壊したのか！？だから助けが来たんだな…エルのガラス玉が割れた」
ウォンシクは銃を片手にバーノンを引っ張り上げた
RV「カミルが視たからお前の事は知ってる。今第2被験者の保護を始めてるから一緒に来い」
VN「…ッここから出られる？」
「待って、バーノンとベラミーは記憶を改竄されてる。保護するだけじゃ2人はその内殺し合いを始めるよ」
RV「じゃぁカインを生け捕りにしねぇとな。おら行くぞ、ジェファンが危険を察知してくれるし俺が護衛してやる。足は平気か爺」
ユンギの杖は杖なんて上等なものではなく、もはやただの枝だ。バーノンが心配そうにのぞき込んだ
VN「また俺が運ぼうか？」
SG「お前ん中武器だらけで怖いから嫌だ。俺は一番後ろを歩く。いざという時追っ手を足止め出来るだろって言うか何で杖か車椅子持って来てくれないんだ」
RV「車椅子も証拠品だからだよ。大使館連中に襲撃受けたって証拠になるだろうが」
先頭をジェファンが歩き聴力と嗅覚を駆使して安全なルートを探り、その後ろを物騒な武器を構えたウォンシクが歩く。最後尾を僕達3人が歩くのだが…
「ちょっと、いつまでユンギにしがみ付いてるの」
バーノンはユンギの体を支えるように見せてしっかりしがみ付いている。僕が支えると言っても身長的に無理があったのだ
SG「……大丈夫だよ」
VN「…？」
SG「置いてかないから。こんなとこに一人置き去りになんてしない、シェルターまでちゃんと連れてって、お前も俺のお茶会に参加するんだよ。グクが喜ぶ、新しいマンネだ」
さすが保育担当。バーノンは一発でユンギに懐いてしまった
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 58人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「オリジナル」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
くたろまりあん(プロフ) - minanaさん» お返事遅れて申し訳ありません！！楽しんでいただけてよかったです…初びくすがいいのかな(笑)ラビ…頑張ります！まずせぶちバージョンでたくさん出します← (2016年10月30日 0時) (
レス) id: 3c3df00dbc (このIDを非表示/違反報告)
minana - Mob凄く読んでいて楽しかったです(^^)/人魚姫とMobが初VIXX小説だったのですが、よりVIXXに興味が出ました(о´∀`о)Mobのラビが凄く好みだったので、もしMobで別バージョンを書かれることがあれば是非ラビメインで…！！ (2016年10月22日 23時) (レス) id: 9b9aa08ffd (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - kafuさん» 返信遅れました申し訳ありません！！kafuさんが足痺れない系女子でよかったです(笑)一緒にレッツドボンです！！(笑) (2016年5月9日 20時) (レス) id: e40acf0397 (このIDを非表示/違反報告)
kafu(プロフ) - くたろまりあんさん» くたろさんとレッツドボンは光栄すぎて禿げます←亀でもかたつむりでもかまわんです！！足しびれない系人間なのでいくらでも正座して待ってます(鼻息) (2016年5月1日 3時) (レス) id: f0067bb232 (このIDを非表示/違反報告)
くたろまりあん(プロフ) - kafuさん» ありがとうございます！！こんな亀更新なのに申し訳ない（笑）セブチ沼ドボンですか！！それでは一緒に仲良くドボンしましょうか（笑）これからもよろしくご贔屓に（笑） (2016年4月28日 19時) (レス) id: a56b32a417 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：くたろまりあん
| 作成日時：2016年4月20日 16時
