第27話 ページ29
まりんside
Aが昼ごはんを作っている間、メンバー内である話が続いていた。
ふみろく「料理も出来るのは…万能過ぎん？」
ハネル「それは思った。(笑)」
確かに、前食べた手料理もそこら辺のファミレスの数倍は美味しかった。
まさと「ずっと前から思ってるけど、普通に顔美人だし…笑った顔は確かに神だよね。…天使か。」
自称中の中の上らしいけど、普通に美人だよな。笑顔は普通に可愛いし。笑顔を見れるのは幼馴染であり親友の特権。
カナタ「普通にモテると思うぞ。虐められてるっていう偏見があるだけで。」
何故かモテるということに胸の奥がグッとなるような感覚がした。
芝健「…やっぱり？」
まりん「宿題しろ。」
少し冷たく健に言う。
まさと「というか告られた回数は？」
Aの告られた回数…ね…。少し鼓動が速くなるのを感じる。
まりん「…0じゃね？」
まさと「マジで！？」
まさとかオーバーに反応する。
まりん「うるさい、反応大きい。」
まさと「(´・ω・｀)」
しかしよくよく考えてみれば、少しおかしいのかもしれない。1人ぐらいは恋する人がいそうだが。
まさと「成績良い…クール…気遣いできる…笑顔可愛い…あれ、モテるよね？これ。」
共感の極みでしかない。
まりん「あー…でも、普通の人は笑顔の可愛さを知らないわけだから、ギャップ萌えを知らないのかもな。」
まさと「あ、その可能性もあるか。じゃあ僕らって結構特別…だよね？」
まりん「多分。」
また少し、胸の奥が苦しくなるような。
ふみろく「逆にAが告った回数は？」
芝健「0。」
即答かよ。
まさと「マジで！？」
まりん「だからうるさいって、さすがに。」
まさと「(´・ω・｀)」
この流れさっきも見たような。
そうか…告った回数0か…まあ恋愛とか興味なさそうだもんな。
なんて考えてるうちに、心拍数が徐々に上がっているのが伝わる。
ハネル「好きな人居るって噂は？」
まりん「…聞いたことない。もともと恋愛とかあんまり興味なさそうだし。」
まさと「…マジかぁ…。」
分かりやすく落ち込むのやめろ。
そして、また何故か胸の奥が苦しくなる。
まりん「はぁ…。」
大きなため息をつく。
芝健「どうかした？」
まりん「何も。」
んなわけないと言うような目で見てくるが、答える意味もない。
ふみろく「まさとって…もしかしてだけど…。」
まさと「うん？」
ふみろく「Aのこと好き？」
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作者名：なほティー | 作成日時：2019年5月24日 21時
