第37話 ページ41
Aside
夏休み、8月の序盤辺り。
部活のない今日、4人で集まっているが、まりんと健は受験勉強に追われている。
全員が早めに宿題が終わってしまって、私と望海は暇を持て余していた。
望海「…暇。」
A「…だね…。」
最近は虐めが原因で全体的に元気がないのだ。
まりん「…一旦俺は終わるか。油断しなければ受かる…はずだし。」
まりんが1度勉強を中断する。
まりん「A、1回2人で話さない？」
A「…いいけど、なんで急に？」
唐突に2人で話そうと言われ、戸惑う自分がいる。生徒会の話？とも思ったが、それなら2人で話す必要は無い。
まりん「…いいから。Aの部屋行ってもいい？」
A「うん…いいけど。」
現在いる健の部屋から移動する。2人で私のベットに座った。
A「で、話ってのは？」
まりん「…見せろなんて言わないけど、痣だらけなんだろ？」
え？…って、そう思う。最近は時間がなくて、こんな話をすることも無かった。あったとしても、何故か口が事実を言わなくて、そんなに大したことないと言ってしまっていた。
A「何が？確かに痣はあるけど…だらけって程でもないよ？」
まりん「はぁ…なんでかは知らないが、多分健も気づいてるぞ？」
健も気づいてる…小学6年の頃に嘘をついたことがあって、その時も気づかれていた。そういう事なのかな。
まりん「最近…いや、5月の終盤ぐらいから、お前は元気がない。昼休みとか、他の人が居る前では当たり前なのかもしれないが、4人だけの時でも笑顔を見せる回数が減った気がするのは俺だけなのか？」
…どうやらまりんには全部お見通しらしい。
A「…ごめん、理由は私にも分かってない。無意識…なのかな。でも、大丈夫だから。受験に集中してよ、今は。まりんは余裕だろうけど。」
ほら、まただ。全然大丈夫じゃない、頼りたいのに、口が言うことを聞かない。私が甘えすぎたのかな…私の方は何も支えられてないのに、こんなこと言うから。
まりん「…無理だけはするな。もっと頼れ。」
…そうしたいけど、そう出来なくて。
A「ごめん。」
誰にも聞こえて居ないはずの声で呟く。誰に謝っているのかも分からない。
まりん「お前が笑ってくれないと…。見せてよ、そのキラキラの笑顔。」
まりんがこんなことを言うのは意外だ。
A「…努力はしてみる。ありがとね。」
そう言って部屋を後にした。
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なほティー(プロフ) - Fさん» 私すんごい暇なんでやることないんですよwありがとうございます！ (2019年5月6日 13時) (
レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 前から思ってたんですけど、投稿速度神がかってますね！w (2019年5月6日 13時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
なほティー(プロフ) - まぁじですかw私も中1ですけどそれは凄いですねw (2019年5月2日 10時) (レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 私、中1で7年連続で2組なんですよ！w (2019年5月2日 10時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なほティー | 作成日時：2019年5月1日 21時
