第2話 ページ4
Aside
その数十分後、入学式が始まった。
生徒会役員が体育館まで案内したのだが、2組担当の役員の中にまりんが居た。そう言えば生徒会役員になったって言ってたような。
名前を呼んだり校長からの挨拶だったり、卒業式よりは楽だったが、面倒くさいことに変わりはない。
1時間弱の時間が経って、やっと終わった。
教室に戻り、友達と話しまくるために、ざわざわと騒がしくなってくる。
望海「うるさい所は苦手？」
A「静かな方が落ち着く。」
会話が続かない。続けようとも思っていないが。
A「ちず、塾でどんな感じなの？」
望海「パーリーピーポーだよ。かなりうるさい。でも、その割には塾の中で4〜5番目には成績いいんだよね。私よりも賢い。」
まあそんなところだろうなとは分かっていたが。
とか言ってる間に、謎に女子1が教壇に立った。
女子1「はいはーい！みんな注目ー！」
何やってんだか。まああいつ、小学校の時から無駄に影響力がある。まあ女子全体のボス的な立場だったし。ちずもそんな感じだったけど。
場が一瞬で静かになった。影響力って凄いな。
女子1「今から、私が他己紹介をしたい人物がいるんだよねー。」
他己紹介…このテンション。私しか居ないだろう。
A「私の事？」
私はすっと椅子から立ち上がり、注目を集める。
女子1「へぇー分かってるんだー。じゃあ他己紹介するね！」
こんな奴に紹介されるのは気に食わいなものだ。
A「お前にされるぐらいなら自分でやる。名前が野村 A。小野小出身。それで、前髪を伸ばしてる理由は2つある。ただ単純にこの髪型が好きなのと、目に理由がある。」
そう言って、私は右眼の前にある前髪を上げた。
A「その目の理由の中でも、1つは右眼が赤黒いから。血みたいな色してるでしょ？だから。そして目の中で、もうひとつの理由。」
そう言って、今度は左眼をの前にある前髪を上げる。
A「それはこの眼帯を晒すのが嫌だから。左眼は4年生の時に失明して本来黒である部分が白になっている。だから眼帯をしている。加えて…色も分からない。黒から白の間でしか分からない。つまり、私の目に今見えてるのは色が分からない片目分の視力。この目のせいで小学校の時、何回虐められたか。で、こいつが言いたい結論としては…。」
少しためてから、結論を述べる。
A「こんな奴、生きてる価値ないから、みんなも思いっきり虐めちゃっていいよ！」
きっとそう思っている。
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なほティー(プロフ) - Fさん» 私すんごい暇なんでやることないんですよwありがとうございます！ (2019年5月6日 13時) (
レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 前から思ってたんですけど、投稿速度神がかってますね！w (2019年5月6日 13時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
なほティー(プロフ) - まぁじですかw私も中1ですけどそれは凄いですねw (2019年5月2日 10時) (レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 私、中1で7年連続で2組なんですよ！w (2019年5月2日 10時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なほティー | 作成日時：2019年5月1日 21時
