第26話 ページ29
Aside
さあ、私たちの番がいよいよ回ってくる。
強豪校はないとはいえ、勝ち進めるとは思っていないが。
しかし、かなり練習はしてきたつもりだ。体を存分に使い、片目が見えないことによる、平衡感覚の異常も忘れるぐらいにする。
途中まではしっかり行って、練習では1度も決まらなかった終盤のターンからの次の行動だ。
軸がまだしっかりしていないため、ターンがぶれてしまうことが個人的に多い。
本番に強いとも、弱いとも言えない私だけど、回らないことに意味は無い。
足をクロスさせてしっかりと…回るっ！そしてバランスを崩さずに次の体型にっ！
…決まった！ダンスは健とまりんがやってるからって始めたけど、やはり、どんなことでも出来なかったことが出来るようになれば嬉しい。
そして私の演技は終わった。意外と多くの歓声があって、驚いたのは言うまでもない。
その後3人ほどの演技を終えて、いよいよ1年生の最後、望海だ。
ステージにに姿を見せた瞬間にワーッと今日1番ぐらいの歓声が起こる。
そしてその歓声が止んだ頃、音が響き始める。
動きの一つ一つが綺麗で、キレがある。指先まで気を使って、技を決めていく。
圧巻のステージだ。
直せるところがあると言えばあるのだろう。
しかし、中学1年生。その年齢でこのレベルの{どのレベルだよ}ダンスが出来るのは凄い。
そして音の流れが止まった。瞬間、ワーッという歓声が産まれる。
やはり、全国1位の名は伊達じゃないのだ。
望海が舞台裏に戻ってくる。
A「お疲れ様、凄かったよ。」
望海「おつかれ…。Aも、ダンス始めて半年とちょっとでしょ？それで片目も見えないのに、あれは凄いと思うよ。」
ほんとにそうであれば嬉しいものだが。
女子全員の演技が終わり、5分間の休憩を挟んでから、県大会出場の切符を与えられる人が発表される。
そして、ついにその時が来た。出演者全員がステージに上がり、まずは男子から発表される。
司会(？)「まず、男子の1人目は…鈴木 健太君！」
健か。まあ実際に上手いのだから、妥当だ。
司会「続いて2人目！2人目は…佐々木 海斗君！」
おぉ、この学校で2人目と来た。まあ地域大会だから普通なのかもしれないが、驚いている私がいる。
いつもクールな感じのまりんが少し興奮しているような感じで新鮮だ。
そして最後の1人は、私が1年生の中で最も上手いと思っていた人だった。
そして、女子部門の通過者が発表される。
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なほティー(プロフ) - Fさん» 私すんごい暇なんでやることないんですよwありがとうございます！ (2019年5月6日 13時) (
レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 前から思ってたんですけど、投稿速度神がかってますね！w (2019年5月6日 13時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
なほティー(プロフ) - まぁじですかw私も中1ですけどそれは凄いですねw (2019年5月2日 10時) (レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 私、中1で7年連続で2組なんですよ！w (2019年5月2日 10時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なほティー | 作成日時：2019年5月1日 21時
