第24話 ページ27
Aside
さあ、早いものでもう3日が経ってしまった。
ピアノの発表で弾いた月光第3楽章よりは当たり前だが、不出来だ。
キーンコーンカーンコーン…。
4時間目開始のチャイムが鳴る。
日番が号令(？)をかけ、音楽の時間が始まった。
先生「とりあえず今日は、前言ってた伴奏決めをやります。ピアノはここにあるグランドピアノを使います。えっと…どっちから行きますか？」
すると女子2がドヤ顔の自信満々で立ち上がる。
女子2「私が先に行きます！」
これは有難い。相手の実力を先に知れるというのはとてもいい。
音楽室は静かになり、女子2の演奏が始まる。
女子2「〜♪」
確かに、悪くはない。でも、私はこれよりも上手いという謎の自信があった。
私を虐めてたグループの人は大きな拍手をしている。
女子2もフフんと言ったようなドヤ顔だ。上には上がいるんだがなぁ。
A「…弾きますね。」
私は椅子に座ってそう言う。
A「〜♪」
演奏が始まった。
伴奏だから、もちろん全体的にp〜mfぐらいなのだが、その中でのクレッシェンド、デクレッシェンドを意識して弾く。
歌詞の内容もしっかりと込めて雰囲気を演出する。
伴奏は基本同じリズム(？)の繰り返しなので、決して焦らず、鍵盤を正確に叩く。
演奏が終わった。女子2の空いた口が塞がらない状態に若干ツボりそうになったが、何とか耐える。
演奏が終わって、謎の時間差があった後、望海を始めとして拍手が起こる。
先生「では、どちらが良かったか、いいと思った方に手を挙げてください。」
クラスの人数は私と女子2を除いて29名。つまり、15人以上手を挙げた方の勝ちだ。
私と女子2も含め、みんな目を瞑る。
先生「では、女子2さんの演奏が良かったと思う人は手を挙げてください。」
私と女子2以外の数名があげたはずだが、見えるはずもない。
先生「では、野村さんの演奏が良かったと思う人は手を挙げてください。」
私は、自分の方が多いと信じて、目を強く瞑った。
先生「では、目を開けてください。結果は…女子2さんが8、野村さんが21で、野村さんの方が多かったです。」
13点差。この数だと虐め組も数人は私に投票している。
先生「なので、合唱コンクールの伴奏は野村さんとなりました。では、練習をするので野村さんはピアノのを弾いてくださいね。」
素直に嬉しい。私の演奏が認められたから。
授業が終わってから、望海と話した。
望海「良かったじゃん、見返せて。上手かったよ。」
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なほティー(プロフ) - Fさん» 私すんごい暇なんでやることないんですよwありがとうございます！ (2019年5月6日 13時) (
レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 前から思ってたんですけど、投稿速度神がかってますね！w (2019年5月6日 13時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
なほティー(プロフ) - まぁじですかw私も中1ですけどそれは凄いですねw (2019年5月2日 10時) (レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 私、中1で7年連続で2組なんですよ！w (2019年5月2日 10時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なほティー | 作成日時：2019年5月1日 21時
