第18話 ページ21
望海side
気温もすっかり高くなり、暑い日々か続く7月の今日。
先生「おーい、野村？おーい？」
A「…あ…何ですか？」
千尋の件から約1ヶ月経った今日。それほど時間が経っていても、やはり私たち4人からはその出来事が頭から離れない。
先生「お前大丈夫か？期末テストも総合498点、数学での解き忘れが原因でこうなってる。それに最近授業中ボーッとしてるぞ？」
特にAに関しては、テストで意味不明なミスをするほどだ。それほど千尋のことを大切に思っていたのだろう。
A「あ…大丈夫です。内容は分かってるんで…。すいません、考え事をしていて。」
Aは最近授業中でも窓の外をボーッと見つめていることが多い。近くに来て言われないと気づかない程度に。
先生「いくら成績が良くても、態度によっては通知表の数字5じゃなくなるからな。」
A「…分かってます。気遣いありがとうございます…。」
やはり言葉にも力が入っていない。
授業は再開して、数十分後に3時間目が終わりを告げるチャイムが鳴った。
そのチャイムが鳴って、2〜3分ほど経って、先生が私の席の前に来た。
先生「…野村の状態について、原野に聞けば分かると言っていたが…話してもらえるか？」
そういう事か。まあ親友がいなくなった話だ。話すのは辛いだろう。
望海「…分かりました。1ヶ月前にあった、北野中の生徒が轢かれた事故を覚えていますか？」
先生「…あれか。確かその生徒はなくなられていたよな？」
私は頷く。
望海「そうです。名前は公開されなかったんですけど…被害者の生徒は橋本 千尋と言う名前で、その人は…。千尋は、野村さんが小学生の時の親友で、お互いを分かり合えて、支え合える、そんな存在でした。それで…野村さんは、北野高に進学する予定で、また一緒に授業を受けると約束してたんです。だから、1ヶ月経った今でもその事が頭から離れないんだと思います。それと…2年生の鈴木さんと佐々木さんも今も小学生の時も仲がいいので、かなりショックを受けてるはずです。私は…千尋は塾の友達で、あの事故があった時119番したのも私で、轢かれたあとの千尋を見ているので…まあ、そういうことです。」
とてつもなく長いが、事の全貌を話す。
先生「…なるほどな、だいたい分かった。辛いところを申し訳ない。ただいつもの調子を取り戻せるよう言ってくれると助かる。」
望海「分かりました、出来れば言っておきます。」
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なほティー(プロフ) - Fさん» 私すんごい暇なんでやることないんですよwありがとうございます！ (2019年5月6日 13時) (
レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 前から思ってたんですけど、投稿速度神がかってますね！w (2019年5月6日 13時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
なほティー(プロフ) - まぁじですかw私も中1ですけどそれは凄いですねw (2019年5月2日 10時) (レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 私、中1で7年連続で2組なんですよ！w (2019年5月2日 10時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なほティー | 作成日時：2019年5月1日 21時
