第17話 ページ20
Aside
とりあえず、文化祭と体育祭の書類整理だ。
資料の山を少しずつ分けていく。
するとまりんが声をかけてきた。
まりん「…これまとめたのって誰だっけ？」
去年と一昨年の文化祭の予算案をまとめたものだ。
A「あ…それ私だけど…。」
まりん「ここのグラフ間違ってないか？」
まりんは資料の棒グラフを指さす。
A「あ…ごめん。そこは…グラフが全部1個隣にズレてるね…。ごめん…。」
この資料も例の件から1週間後に作ったもので、ミスがあった。
まりん「…ちずの件で辛いのは分かるけどさ。でも、そろそろ立ち直らないと。ちずだって、多分そう願ってる。」
そんなこと、分かってる。でも、それが出来ない。
A「…ごめん。ほんとに。」
まりん「…なんでAが謝るの？悪いのは注意不足だった私じゃん！ほんと、それでテスト1問解き忘れとか笑えるよね。(笑)私は大丈夫だから、元のAに戻ってよ！」
は？まりんの口調が意味不明だ。
A「え？」
まりんは1拍置いてから発言する。
まりん「って、ちずなら言うかな？って。(笑)」
A「…フフッ…やばい、結構似てたよ？(笑)面白いーー！(笑)」
意外と似てる。声が凄い可愛くて…思い出すと笑ってしまいそうだ。
まりん「その偽りのない笑顔を多分ちずは望んでる。もちろん、俺だって。認めたくないけど、お前の笑顔よりいい笑顔は見たことないと思ってるから。だからさ…俺達の前だけでいいから…これからも、笑って？」
…笑ってたな、私。あの件があってから、心から笑ったのは初めてのはずだ。
そうだ、難しく考えなくてもいい。どこかの誰かさんは、きっと空から見てる。なら、今まで通りの私を見せればいいんだ。
A「…ありがとう。おかげで、かなり立ち直れそうだよ。それにしても、動画撮っておけばよかったな…もう一回やって？」
まりん「いや…恥ずかしいから無理。それとも何？ボコられたい？」
A「それだけはやめてくださいお願いします。(笑)」
まりんのおかげで、また1歩、希望に近づいた。
いつも通りの日常が送れれば、それでいいから。
-＊-＊-＊-＊-＊-＊-＊-＊-＊-＊-＊-＊-＊-＊-
作者です。
うん、適当すぎる。すいません。
ではまた。
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なほティー(プロフ) - Fさん» 私すんごい暇なんでやることないんですよwありがとうございます！ (2019年5月6日 13時) (
レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 前から思ってたんですけど、投稿速度神がかってますね！w (2019年5月6日 13時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
なほティー(プロフ) - まぁじですかw私も中1ですけどそれは凄いですねw (2019年5月2日 10時) (レス) id: 11b988fb67 (このIDを非表示/違反報告)
F(プロフ) - 私、中1で7年連続で2組なんですよ！w (2019年5月2日 10時) (レス) id: fdd5a130d7 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なほティー | 作成日時：2019年5月1日 21時
