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「え、A先生泣いてんの？」
思わず、そう聞いてしまった。何があったのか確かめずにはいられなかった。
「…っ泣いてないよ、」
そう言って笑うA先生。
そんなの嘘って、俺でもわかるよ。
イチかバチかで聞いてみようと思った。
紫耀先輩との関係。
やっぱり図星だった。
A先生の瞳が一瞬、揺らいだ。
守りたい。
その気持ちが俺を支配している。
そう気づいた時には、A先生を抱き寄せていた。
抵抗されるけど、離さなかった。
離したら、どこか遠くへ行ってしまうような気がしたから。
「俺、知ってるんだよ。
A先生と紫耀先輩が付き合ってるってこと。
だからちゃんと話してくれるまで、俺はこのままだから。」
俺がそう言うと、先生は仕方なさそうにうなずいて、
「…わかった。だから離して。」
こういうところは冷静なんだな、とつくづく感じた。
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きむちぃ(本人) - 読んでの感想などを頂きたいです！ (2018年11月24日 22時) (
レス) id: f08669512f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きむちぃ | 作成日時：2018年10月20日 0時
