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180.交換条件 ページ25
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｢流石にないか。こないだのテストも悪くなかったし｣
なんだろ･･･潤くんの機嫌がいい気がする。
ニコニコしてる、、
｢潤くん･･･？｣
｢なに？｣
潤くんは、タオルを椅子にかけてキッチンに立つと
お鍋に水を入れて火にかけた。
｢何かいいことあった？｣
｢え？｣
｢ニコニコしてるから･･･｣
って言うと、別に？って言った。
なんだろう･･･気のせいの筈ない。
｢あ、そうだ。遠足だけどさ｣
あ、話逸らした。
｢行くの？｣
当たり前のことを、当たり前じゃないように聞くから
思わず、うんって返事した。
｢じゃあ俺も行こうかな｣
｢え！くるの？｣
｢なんで？ダメ？｣
毎年行ってなかったのに今年は行くってやっぱり今日の潤くんは何かがおかしい。
｢だって進路･･･まだ決まってないんじゃ･･･｣
｢やっぱ、聞いてたんだな(笑)｣
あ、やばい、バレた。
潤くんは、その表情で
やっぱなー。って確信を持ったみたいで
でもやっぱり、ニコニコは止まらなくて
「なんでそんなにニコニコしてるの？」
ってまた言った。
｢知りたい？｣
潤くんは多分、私が帰ってくる前に買って来たんであろう
今日の夕飯の材料を冷蔵庫から取り出しながら言った。
｢しりたい。｣
何が潤くんをそんなに、ご機嫌にさせてるのか
純粋にそれを知りたかったのに
潤くんは、うーーん。って顔をしてから
｢なら、Aもニノと何話してたのか教えてよ。｣
って言った。
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作者名：にゃん | 作成日時：2017年12月4日 19時
