第0位始祖 【男主・終わりのセラフ 】

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気がつくと前とは違って白い世界ではなく真っ暗な世界にいた

そして目の前に少女…いやナミが後で手を組んで立っていた

真っ暗な世界にナミの真っ白いワンピースがよく目立つ

ナミ 「こんにちは Aさん
顔をみると随分疲れた顔をしてますね。フェリドさんにそんなに神経やられたんですか？笑」

こいつ、分かってるくせに聞いてきやがる

A 「まぁな…あいつと話すときは体中の神経を張り巡らさないと、いろいろと勘づかれそうだからな」

ナミ 「私もあの人は苦手です」

ナミ…お前は気づいてないかもしれないが、お前もフェリドと同じようなものだぞ

A 「それより、この真っ暗な世界はなんだ？」

ナミは本当に自分の姿をみせたかっただけなのか…

いや、その他に鬼じゃない証明とか言ってたっけ…

ナミ 「この世界はあの剣にはめた黒い玉の世界です。ちなみにあなたが前にきた白い世界と一緒です。あのまま白い世界だといかにも私が鬼みたいなので真っ暗な世界にしてみました!!」

鬼だと思われたくないという理由だけで世界の色を変えちゃうとかナミはバカなのか…

ナミ 「では、私が鬼ではないという証明をしてあげましょう!!」

いや、誰も証明してくれ！！なんて頼んでない

そんなことは気にせずナミは証明しはじめた

ナミ 「まず、人間たちは自分が意識を失っているときにしかあの真っ白い世界にいけないし、鬼に会うこともできません。ですが、私はあなたがこの世界に来て私に会いたいと思えばいつでもこの真っ暗な世界にきて私に会うことが
できます! ちなみにあなたがこの真っ暗な世界にきているときはあっちの世界は時が止まります。今、話をしているこの時間もあちらの時間は進んでいません。ですから、戦っているときとかにも普通にあなたがこの真っ暗な世界にきたいと思えばいつでも来て時を止めることができます。これが鬼と違うところです。あと、人間ではなく吸血鬼のあなたが持っているというところも違うところに入るとおもいます!!」

確かにいつでもこの真っ暗な世界にこれるというのは鬼とは大きく違うところだ

戦いの途中で疲れたらこの真っ暗な世界で休めるとか最高だ

うまく逃げれる方法とかも考えられるし

ナミ 「今、戦闘中に逃げれるとか考えましたね。それしたら、私許しませんからね!!」

また、心読まれた…

こいつの心を読む能力がある意味一番使えるのではないかと俺は思った

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