第0位始祖 【男主・終わりのセラフ 】

11 ページ14

クルル・ツェペシ side

この私の愚痴はこの広い部屋に消えるはずだった

が、それはある男によってひろわれた

フェリド 「もう少しじゃないかなぁ〜」

よりによってこの男に

クルル 「なぜあなたがここにいるの？ フェリド・バートリー」

フェリド 「そんな寂しいことを言わないでおくれよクルル〜」

この男は嫌いだ

なに考えてるか分からない

フェリド 「それより気づいているかい？」

クルル 「何のことかしら？」

フェリド 「クリスタルだよ。よくみるとヒビが入ってる」

フェリドにそう言われ、もう一度よくクリスタルを見ると確かにヒビが入っている

クルル 「ええ、もちろん気づいているわ」

本当は今気づいたが、フェリドに指摘されてきづいたということが気に入らず咄嗟に知っていたふりを装う

フェリド 「もしかしたらもう少しなのかもね〜 彼が目覚めるのは。ぜひ、その時は同席したいものだね」

クルル 「あなた、クリスタルの中の男に興味があるのね」

フェリド 「それはもうね〜 何て言ったって、何千年も前から眠っているんだ。この僕が興味をもたないわけないでしょう」

クルル 「それもそうね」

フェリド 「彼が目覚めるのが楽しみだよ。もし君がその場に居合わせたときはぜひとも僕をよんでほしいものだね」

クルル 「私の気が向いたら、よんであげてもいいわよ。まあ、気がむくことなんてないだろうけど」

フェリド 「ひどいよ〜クルル」

フェリドとその後、二、三言会話をし、私は部屋をあとにした

クリスタルのヒビがこの間にも少しずつ増えていることを知らずに

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

フェリドとクルルの口調がいまいちつかめていませんw

変だったらすみません(;_;)

12→←10

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す