【Offesa, pigrizia】~二人の物語~ (ページ9)

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~Nineth day ~ ページ9

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"＿やめておきなよ。"

＿何で？

ねぇ、何で？

ねぇ、ねぇってば＿！

＿何で？

＿ねぇ、

何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で何で？

[ほら、やっぱり＿]

[＿みんな、貴方を見捨てるじゃない]

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『＿っ！？』

ガバッ＿と、勢いよく起き上がる。

『はぁっ、はぁ、＿』

苦しい、

苦しいよ。

＿助けて。

酷い悪夢だ。

未だに心臓がバクバクしている。

ガラッ＿

「よぉ、＿って、大丈夫かぁ！？」

『はぁ、っ、う、あ＿』

少年の声は、少女には聞こえない。

『＿ぅ、＿よぉ＿！』

「おい、A！」

『違う！！違うんだよぉ！！何！？何なの！？私は、わたっ、私、私＿はぁ！！』

「っ、A」

バシンッ＿

＿乾いた音が部屋に響く。

そう、スクアーロがAの頬を叩いたのだ。

すると、次第にAは落ち着きを取り戻した。

『っ、あ＿スクアーロ、さん？』

「悪ぃ＿あ？」

『え？』

「覚えてんのかぁ！？」

『な、名前だけですけど！』

「すげぇじゃねぇかぁ！」

『あ、あの＿』

スクアーロがAの頭を乱暴に、しかし優しく、撫でていると、Aが照れくさそうに口を開いた。

『私＿必要とされてなかったんです。思い出して、しまったんです。』

「＿」

『あはは＿"思い出してしまった"なんて言い方可笑しいですよね。普通は、嬉しい筈なのに＿。』

「無理、しなくていいんだぞぉ。」

『何で、そんなに優しくしてくれるんですか。』

「泣くなぁ＿"友達"、だろぉ？」

ズキッ＿

＿何で、だろうか。

嬉しい筈なのに、胸が痛い。

さっきから、何なの？

自分の気持ちが分からない。

でも、

貴方にだけは嫌われたくないから、

『＿はい、"友達"です！』

＿上手く、笑えているだろうか。