今日:2 hit、昨日:1 hit、合計:14,646 hit
小｜中｜大
4 ページ4
彼女の病は悪化していた。
本当は発覚したその日から、入院を勧められていたのだが、彼女は頑なに拒否し続けていたらしい。
無理が祟ったのか、彼女は除籍宣告を受けて更衣室へ向かう道中に倒れて意識を失った。
搬送先の病院で、僕は彼女の父から全てを聞かされた。
本当は、運動は疎か、ほんの少し個性を使うことも辛いはずなこと。
にも関わらず、薬の副作用を個性を使って誤魔化していたこと。
「なんで…っ…どうしてそこまでッ」
「『素敵な友達ができたんです』」
「！」
「そう言ってたんだ、あの子。『緑谷くんとの話は果てしないから』って、『こんな所に居座ってる暇なんてない』って」
神様、どうして彼女だったのですか?
その場に崩れ泣く僕の背中を、一番泣きたいはずの彼女の父が、優しく撫で続けてくれた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 27人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
絵音(プロフ) - すごい好きです。主人公と 出久くんの本音を言い合うところとかほんのに好きです。素敵な物語を読ませてくれてありがとうございます…ッ！！！ (2019年5月22日 23時) (
レス) id: 740c8210f3 (このIDを非表示/違反報告)
ノルン(プロフ) - 凄くあったかい良いお話でした！生きて欲しいと説得？してるところとかもう涙が止まらず泣きながら読みました！素敵なお話を有り難うございます！ (2019年2月19日 23時) (レス) id: 265a916812 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ソーカ | 作成日時：2019年2月14日 14時
