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018輪目 katakuri ページ21

katakuri 〜柊愛side〜


窓から明るい光が差し込んでいる。

今日もいい天気なんだろうなぁ…

たっくんとは3日前に桜を見に行って以来会っていない。

どうしてるのかな…


柊「けほっ…けほっ…」


うぅぅ…しんどい…

実は私、情けないことに風邪をひいてしまいました。

3日前、外で寝ちゃったのがいけなかったのかな…

それとも、何時もよりちょっと無理しちゃったから?

今になってたっくんの言う事聞いとけばよかったって思っても遅いよね。

家に帰るまでの記憶も全くないし、私どうやって帰ったんだろう?

もしもたっくんに運んでもらったなら、お礼言わないと。


コンコン


ロ「おはよう、ひよちゃん。具合はどう?」

柊「おはよう、お母さん。まだ少ししんどい。」

ロ「熱測るわね。」


体温計を脇にはさむ。


ピピピッ


ロ「38.6。下がらないわね〜」


お母さんはそう言って私のおでこに手を置く。

冷たくて気持ちいい…


柊「けほっ」

ロ「今日もゆっくりしててね。食欲はある?」

柊「ない…」


一昨日から何も食べれていない。

食べないといけないのは解ってる。

でも、吐き気がして食べたらもどしてしまいそう。


ロ「わかった。何かあったら呼んでね。」


お母さんは私のおでこにキスをして、タオルを取り換えて行ってしまった。

独りって、寂しいなぁ…

風邪をひくと気持ちまで弱くなっちゃう…

ってダメダメ!私には家族も友達もいるでしょ!

カタクリを見習わないとな…



……………………………………………………………………………………………………………………



カタクリ

花言葉…寂しさに耐える,初恋

誕生花…1/18,3/24

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設定タグ:小説 , 花言葉 , 博士   
作品ジャンル:泣ける話, オリジナル作品
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作者名:博士 | 作成日時:2019年12月8日 11時

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