011輪目 olive ページ14
olive 〜拓飛side〜
どうやら俺と柊愛の家は結構近いみたいだ。
柊「私と拓飛君って家近かったんだね!嬉しいな〜」
拓「俺は別に…」
嬉しいけど。
柊「拓飛君の家って『オリーブ町』?」
拓「うん、そうだよ。」
柊「何丁目なの?」
拓「いやそれが…今日引っ越して来たばっかでよくわかんなくて…」
柊「えっ!今日引っ越して来たの!?う〜ん…それは困ったね。」
そうなんだよな〜。ここからが問題なんだよ。
絶対に母さんに叱られる…
柊「…それじゃあ、私が一緒に探すよ!」
拓「え、いいの?」
柊「うん大丈夫!でもその前に私、門限17時30分だからさ。1回家に帰ってからね!」
地元の人が一緒に探してくれるのは心強い。
とはいっても子供だけど。
柊「家の近くには何があるか、とかはわからないの?」
家の近く…
拓「確か川があった気がする。後、公園。」
柊「川と公園か…う〜ん…」
川と公園くらい何処にでもあるよな…
あ、そういや…
拓「駅までは歩いて5分くらいだった。家から電車の音が聞こえてたし…」
ん?そういやこの道…見覚えがあるような?
柊「私の家はこの角を曲がったところにあるの。」
角を曲がる。
…あ。
菫「!拓飛!!!」
母さん!?なんでここに…って New House !?!?
ど…どうなってるんだ…?
菫「もう!何処に行ってたの!凄く心配したんだからね!!」
拓「…ごめんなさい…」
菫「はぁ…よかった…」
ホント良かった。
正直本当に家に帰れなかったらどうしようかって思ってた。
柊「あ…あの、拓飛君…お母さん…?」
菫「あら拓飛、お友達?」
拓「ええと…」
どこから説明すれば…
?「Оh、ひよちゃん!おかえりなさい!」
New House の隣の家から外国人らしき女性が出てきた。
カオス???
いろんな事が一気に起こりすぎて、何が何だか理解できない。
拓/柊/菫/?「えっと…え??」
……………………………………………………………………………………………………………………
オリーブ
花言葉…平和,知恵
誕生花…5/26
012輪目 kodemari→←010輪目 primula malacoides
「オリジナル」関連の作品
この作品を含むプレイリスト ( リスト作成 )
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:博士 | 作成日時:2019年12月8日 11時