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相葉、二宮、松本の3人は定食に手をつけながら櫻井のことを心配していた。
「翔ちゃん、ちゃんとご飯たべるかな？」
「わかりません……、食べるつもりもないかもしれませんし、もしかしたら、あの人がいるかもしれない食堂へ来るのが嫌だっただけかもしれませんし」
二宮の台詞に松本はますます櫻井を心配する。
そんな松本を見て
「Jは、強いですね？」
今朝、櫻井から振られたことを知っている二宮が言うと、松本は首を傾げた。
「今朝…翔さんからも言われましたけど、俺は別に強くはありませんよ？」
「見返りを求めたりはしてないんですか？」
「そりゃ、俺がこんなに心配してるんだから、あんなヘタレた先生よりも、俺にしたらいいのにとか思いますよ……。でも、そんな中でも翔さんはあの人がいいんだろうなって思うし、特に見返りは求めてません」
あくまでも、櫻井の気持ちが大事だからと言う松本を見て、二宮はさらに大野への怒りが増してしまった。
本当の意味で、櫻井の気持ちを大事にしているのは松本ではないかと思えて仕方ない。
大野の言動は、二宮や松本から見て、ただ逃げているだけのように見えてしまう。
「本当に、リーダーは翔ちゃんの気持ちに応えるつもりはないのかな？」
「わかりませんけど……、今朝のあれで翔さんが大野さんに気持ちを伝えることはなくなったんじゃないかと思います」
そうなってしまえば、そのヘタレている大野から告白してもらわなければならないが、その望みは薄い。
「リーダーにもう一回言う…とか？」
相葉の提案に二宮は首を横に振った。
「やめましょう。大野さんが自分で言う気持ちになってからでないと、これからも同じことが起きます。そうでないと、翔さんがまた同じように傷ついてしまいますからね」
「大野さんはどうしたら素直になりますか？」
「それもわかりませんね。何か素直になるきっかけでもあれば話は違うんでしょうけどね」
そんな都合よくきっかけがあるとも思えず、3人が頭を抱える。
「翔ちゃんにリーダー以外の好きな人がいれば、ちょっとはリーダーも真剣になるのかもね！」
「そんな人いたら苦労しません！」
二宮は相葉の突拍子も無い言葉にやれやれとため息をついたが、松本を見ながら不可能ではないのではないかと考えた。
でもそれは、松本にとって酷なことであり、何より櫻井がそんな作戦に頷くとも思えない。
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misho(プロフ) - はじめまして Ｓ君大好きmishoと申します。大事に・・も楽しく読ませて頂きましたがこちらも面白く読ませて頂いてます。設定や人物像が私好みでこの先ハッピーエンドなら最高です。これからも更新楽しみに待っています。 (2017年11月18日 7時) (
レス) id: 1ce8ea4b4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：璃舞 | 作成日時：2017年10月12日 21時
