story２３ ページ24
その夜のご飯は、取り敢えず量を作れるカレーにした。
勿論甘口でね。いや皆、辛いの大丈夫かわからなかったし！僕が苦手だとかそういうわけじゃないし……！←
でもまさか、ご飯食べるの「何十年ぶり」って言うセリフには流石に驚いた。
『じゃあはい、頂きます！』
「「頂きます」」
美味しいと、一番に言ってくれたのは清光だった。それに続くようにみんなも言ってくれる。
光忠くんめっちゃ頬が緩んでるよ！可愛いね←
僕は隣に座る五虎退くんにスプーンの使い方を教えながら、向かいに座る江雪さんを見ていた。
歩けるくらいには回復したそうで、それならご飯も！と半ば強制的に連れてこられてきた。
薬研くんのあの企んだような顔は未だに脳裏に焼き付いてる。こわ。
まだお腹がそんなに空いていないのか、少しずつ、ゆっくりと食べてる。なんか絵になるよね、←
『えっと……具合は大丈夫ですか？僕も初めてだったので、うまく出来たか不安なんですけど……』
江雪「…………はい。意識も、ハッキリしてきました。助けて頂き、ありがとうございます、」
『えっいやいや、大丈夫ですよ……！！光忠くんに手伝って貰ったから、美味しく出たので、夕餉も、ゆっくり食べてくださいね？』
頭を下げる江雪さんに、僕は慌てて夕餉を勧めた。
だってこんなに美形な人に頭下げられたら、フツメンの僕はどれだけ下げればいいのさ。
あ、江雪さんは薬研くんから話を聞いて怯えてはいないよ
すると江雪さんは、不思議そうな顔をして、僕の顔をジッ……と見つめてきた。
それを見つけた薬研くんが、軽く笑いながら僕と江雪さんを交互に見た。
薬研「大将は、別になにか企んじゃあいない。ただ素で言ってるだけだ。
その内、大切な家族を救ってくれるって言ってんだ。どうだ、変な奴だろう？」
『ちょっと薬研くん！あんまり変な奴って言わないで……！江雪さんにそう思われちゃうでしょう？！』
清光「えー大丈夫だよ主。もうきっと思われてるから、早く食べよ。」
五虎退「そっ、そうですよ主様っ！」
『えッ』
五虎退くんにもそう思われてたの……？
本当もう僕悲しいよ……どうしたの僕。キャラ崩壊？？
薬研「五虎退、大将が勘違いしてるぞ。」
ケラケラと笑いながらそう言う薬研くんを、ちらりと睨むと、「どうかしたか？」とまた笑われた。
もうやだ、薬研くん嫌いだい！
『自分から言うのはあれだけど、江雪さんとも、こうして仲良く出来たらいいな。』
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 640人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「男主」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
梶屋 - 一番面白いとこで更新止まってる…………和睦の道はないのでしょうか。 (2018年8月24日 8時) (携帯から) (
レス) id: 46e1741f78 (このIDを非表示/違反報告)
きつつき！(プロフ) - ロワです。さん» 同じですね！今後そう言った場面を入れていきたいと思っていますので楽しみに待って頂ければと思います！ (2017年3月18日 23時) (レス) id: e777c39756 (このIDを非表示/違反報告)
ロワです。 - 私も抹茶やチーズ好きで、きのこ嫌いですよ〜！！ (2017年3月18日 19時) (レス) id: 8d6b86ff12 (このIDを非表示/違反報告)
きつつき！(プロフ) - コメントありがとうございます！抹茶いいですよね……夢主くんと同じものが好きということは私と一緒((( がんばって更新しますのでどうぞよろしくです！ (2017年3月6日 6時) (レス) id: e777c39756 (このIDを非表示/違反報告)
ヒビキ(プロフ) - 面白いです。夢主君の台詞が滅茶苦茶カッコイイ！きつつき！殿抹茶好きですか！僕も抹茶、大好きなんです！好きなものが一緒で、頬が緩んでしまいました(笑)次回楽しみにしています！ (2017年3月6日 0時) (レス) id: 9ddb2aed53 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：きつつき！ | 作成日時：2017年2月13日 22時
