患者様はNEWS 2 (ページ48)

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翔太くんと増田さんは注射器で直接やったけど

小山さん、こんなに嫌なら注射器じゃなくて

翼状針でやった方がいいかな？

と思い、小山さんは翼状針を使うことにした。

小「俺さ、採血する時いっつも失敗されちゃうの。酷い時は腕じゃなくて手の甲で取ったりもしたんだー。それでさ、トラウマになっちゃったんだよね…(苦笑)」

貴「そうだったんですか…じゃあ、1回で終わらせますので！」

小「うん…お願いね。」

貴「わかりました。じゃあ、始めますね。」

小山さんの腕を触ると確かに血管が分かりずら

かったが…見つけた。これならいける。

貴「小山さん。少しチクッとしますよー」

小「…んっ…あれ…？痛くない…。」

貴「…はい！終わりましたー！お疲れ様です」

小「え？ほんとに終わったの…？」

貴「はい。終わりましたよ？ほら。」

そういって、私は血液の入った管を見せた。

小「ほんとだ…。Aちゃん、ありがとう！全然痛くなかった!!」

貴「良かったです！少しでも痛くないように翼状針っていうのを使ったんです。注射器で直接やるよりは痛くないんで笑」

小「Aちゃん…ありがとぉ！(ぎゅー」

貴「わっ！ちょ、小山さん!!」

池「あー！慶ちゃんだけずるいー！俺もAお姉ちゃんにぎゅーしてもらいたいー！」

増「小山ずりー」

小「ふふー、いーでしょ♡俺だけAちゃんにぎゅーしてもらえてー」

貴「ちょ、小山さんが抱きついてきたんですよ?!私からはぎゅーしてませんから！」

池「だってー笑笑」

小「ちょ、Aちゃん…そんな事言わないでよぉ…。」

貴「はいはい笑じゃあ、私戻りますので」