患者様はNEWS 2

86 ページ36

ピーンポーン…


貴「はーい！あ、智久！本当にありがとう！入って！」


藍「お邪魔します。…変わってないな」


貴「そーかな？割と変えたつもりだったんだけど…」


藍「まぁいい。あいつらは？」


貴「こっち！(ガチャッ)祐也、シゲ、お医者さん来たよ。」


藍「久しぶり。手越、加藤」


手「…！山ピー?!なんで…ゴホッゴホッ」


加「ハァハァ…山ピー…？」


藍「だいぶ辛そうだな。説明は後だ。A、診察するぞ。」


貴「うん、わかった。」


私は祐也の身体を起こし、ベッド端に座らせた


藍「手越、始めるぞ。」


手「…うん。」


それから、喉を見たり、心音や呼吸音を聞いた

りした。


藍「手越、インフルエンザの検査するぞ。」


手「っ！…痛いのやだ。」


藍「だろうと思った。A、ラップ」


貴「はい。」


藍「手越、ラップで鼻かんで？」


手「…？…わかった。」


藍「はい、検査よろしく。」


貴「わかった。任せて。」


そのあと、シゲも同じように診察して、2人の

検査結果が出た。…2人とも陽性。


藍「手越、加藤。2人ともインフルエンザA型で陽性だ。薬は出しておくから安静にしろよ」


貴「智久、理由…話しておかないと。」


藍「そうだな。…実は」

87→←85

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す