4日目. ページ6
そ「 そっか。どうして つまらないの? 」
そんな事聞かれても.. 答えるわけない。
『 何で 答えなきゃいけないの? 』
そ「 俺ら 友達じゃん。 」
友達..? そうか。そういうのもあったっけ.. 光が事故にあってから 私は友達とも関わりたくなくて 避けてたんだっけ..
そしたらいつの間にか 孤立していた。もう辛いなんて言葉もなかった。
別に、これで良かったんだって..
友達だって 裏で陰口言ってたの知ってるしね。光が事故に遭う前から。
そんな私の悪口言う人なんか いらないし。
だから、友達というものに 興味をいつの間にか示さなくなった。
『 ...私は友達とは思ってない。 』
そ「 ...何で? 俺の事嫌い? 」
彼方は 少し悲しそうな顔をした。何で..そんな顔をするんだろう。
『 ...だって。友達なんかいらないから。だから 彼方の事が嫌いなわけじゃないよ。 』
そ「 ...友達..大事じゃん。 」
『 どうせ、友達なんか 陰で悪口を言う。そんな風になるなら 作らない方がマシだよ。 』
きっとそう.. 友達なんかそんなもん。
そ「 ...全員が全員そんなわけじゃないよ。 俺は Aの悪口なんか言わない。 」
彼方は そう言うと 私を抱き締めてきた。そして 彼方の体温が私に伝わる。人ってこんなに 温かったの..?
彼方の心臓の音も聞こえてきて。私は 胸が締め付けられる..? 感覚がした。
『 ... いきなり 抱きつかないで。 』
そ「 ...だって、信用して欲しいから。 」
『 ...意味..分かんない。 』
私は少し 涙が出てきた。
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作者名:胡桃 。 | 作成日時:2018年12月12日 18時