芸人達とユーロビート組んでみた２ (ページ23)

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実家に帰省2 ページ23

私が膨れているとおばあちゃんが笑って言った。
おばあちゃん「いいじゃないのー。うまくいってるなら。いい人が見つかってよかったわね2人とも。」
母「A、ちょっと話あるからこっち来て！」
私は頷き、お母さんと廊下を歩いて応接間に入った。

母「男性陣いると話しづらいでしょ？それでどこから始めたの？」
A「えっ、どこからって？」
母「あーわかんなかった？手は繋いだ？」
A「うん繋いだよ。」
母「昨日、この後ホテル行こうとか言われなかった？」
A「やだっそんな訳ないじゃん！！！普通に電車乗って最寄り駅で降りたよっ。」
お母さんのズバッとした言い方に顔が赤くなってしまった。
母「キスはしたの？」
A「まだしてないよ。たくみさんにお母さんのこと話したから遠慮してるのかなぁ？」
母「あらそうー。悪いこと言っちゃった？でもねぇ、ほらジャンポケの斉藤さんとかそうでしょ？女好きっていうの？芸人ってなんかそう言うイメージしかないのよね。だからAのことが心配で。」
A「心配してくれてありがとう。でも昨日は手を繋いだだけで他は特に何もなかったから。そういうのは徐々にやっていくと思うし。」
母「ならそう。キスしたらお母さんに報告しなさい！いいわね？」
A「あっうん。わかった。」
お母さんにガッツリ肩を掴まれてこくりと頷いた私。

キスなんて、、、この19年間一度もしたことありません。

厳密に言うと人工呼吸の練習で人形にやったくらい(笑)あれはキスって言わないのかな？

そうだよね、たくみんとやるんだよね。そう考えるとまだやってないのに緊張してしまった。

母「本当に気をつけるのよ。ほら、芸人って冗談とか得意でしょー。だからノリでやっちゃったとかもあるかもよー。」
A「それどこの情報なのwww?」
母「ネットだけど。」
A「ネットの情報あまり信じない方がいいよー。それに前も言ったけど、たくみさんは真面目で優しい人だから大丈夫だよ。何かあったら私の方からお母さんに言うし。」
母「わかったわ。この話は終わりにしてリビングに行きましょう。」

話が終わってリビングに行くとお菓子がほとんどなかった。

おじいちゃん「Aの分は取ってあるから。あとは翔吾が食べたけど。」
A「あんたさぁー、どんだけ食い意地張ってんの？お土産買ってあげたんだし、もう少しありがたく思いなさい！！！」
私は翔吾に大声で言うと残りのお菓子を食べた。