女芸人の日常3 (ページ13)

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怖い、怖い助けてー！ページ13

この日のテレビの収録で馬鹿よ貴方はのファラオ先輩と新道先輩一緒になった。
ファラオ先輩はサンリオキャラが好きだとい認識はあるけど新道先輩ってどんな人なんだろう？

新道「あのさ、噂に聞いたけど今年キングオブコント目指すんだってね？」
A「そうなんです。情報早いですね。どこで聞いたんだろう？」
新道「風の便りってことで。今度、去年のキングオブコントのDVD持ってくから一緒に見ようよ。」

そっか新道先輩にお笑い論とかキングオブコントの話聞けば為になるのかな？
A「そうですね。いつにしましょうか？」
新道先輩と約束して今週末に私のアパートでDVDを見ることになった。

★★★
当日ー。

この日は先輩が家に来るんだし、部屋の掃除しとかなきゃ。

ピンポーン♬
A「はーい。」
ガチャッとドアを開けてあげて先輩を中に入れた。

先輩がDVDをセットしている間に私はお茶とお菓子を用意した。
A「お茶とお菓子を置いときますね。」
新道「サンキュー、じゃあ見ようか。」
私が床に座っていると新道先輩が私の方に寄ってきた。
新道「それじゃあ、よいこらしょっと。」

えええー？えっ？えー？何これ？
なんと新道先輩は私の膝に頭を乗せて横になってきた。

A「あのー、普通に見ませんか？私達そういう関係じゃないので。」
新道「でも膝枕やっちゃいけないって言われてないからいいよね？」
A「いくら先輩でもそれはちょっと。」
新道「トイレ行く時は言ってくれればどくからさ。」
A「そういう問題じゃなくてですね。あの、キングオブコント始まりましたけど何かアドバイスとかはくれたりしないんですか？」
新道「アドバイス？見てればわかるから別に言わなくてもいいでしょっ。それに俺なんかアドバイスしてもためにならないと思うよ。はぁー、Aちゃんの膝って俺の頭にジャストヒットだぁ。膝の感触ちょうどいいよー。」

何言ってるの、この先輩は？とさすがに私もドン引きしてしまった。

どうしよう、もう帰って欲しい。でも言いづらいなぁ。
A「あの、私なんか勘違いしてたみたいです。てっきり新道先輩のお笑い論とか聞けると思ってたので、アドバイスないのでしたらお帰り頂いてもいいですか？」
新道「それはならんのだよ。Aちゃん！本気で嫌だったら帰るけど満更でもなさそうじゃん。」
それは先輩だからやんわり断ってるのに、誰か助けて欲しい。

本気で怖いんですけどー？