夏、常夏、ここ夏? ページ33
そしてあっという間に今年も夏が到来。いやー暑いね。
去年は花火大会のあと散々だったしな。今年の夏は何やろう?
LINEはあれからもずっと続いている。そんな今年の夏の第一弾目はおいしいカレーを食べた後にチームラボに行かない?と提案してみた。
そしたら返事が届いて今に至る。
「カレー美味しいね。」
俺はカレーを作るのも好きだけど食べるのも好きなのさ。本格的なインドカレーとラッシーを堪能して豊洲にあるチームラボに行って見た。
並んでる間も、みさと一緒だったから楽しさ倍増!
まずは館内に入ってロッカーで靴と靴下を脱いで下のズボンを膝までまくり、2人で手を繋ぎながらスタッフの案内に沿って歩いていくと??
「ひゃー冷たい!!!」
足先に水が流れるエリアに入った。
「おおー涼しい。」
そこを抜けるとぼよんとしたクッションのようなものが連なるエリアに入り、ひたすら飛び跳ねる。
「楽しいね。」
今年もキラキラした推しの笑顔が見られてよかったなと思った。
「そうだな。楽しい!!」
次はキラキラした部屋に入った。天井から伸びる氷麗のよううな細長いキラキラした棒がいくつもぶら下がっていた。
2人で写真撮ったりして最後のエリアに進む。
「うわぁ、素敵!」
プロジェクターで映し出された星や花びらが幻想的に散っていく姿が見える。
床に2人で寝転んでみた。
「今年の夏はアンチないといいな。」
みさがぽつりとそう言ったので俺は笑顔で言った。
「今年こそ大丈夫っしょ。もし、アンチが来ても前みたいに乗り越えていこうぜ。」
「そうだね。もう付き合って1年半か。早いよね。」
みさの言葉に俺は頷く。
「本当だよなー。それ前も聞いた気がするけど。まぁいいや。あと夏に行きたいところとかある?」
俺がみさに聞くと考えながら言った。
「うーん?古本屋巡りとか?夏っぽくないか。」
「海とかも行きたいけど、コロナもまだそんなに落ち着いてないだろうし・・・みさの性格上、水着って着なさそうだしな。」
「あははっ。水着か。まさか変なの想像してないでしょうね?」
「してないって!!なんでそうなるんよー。」
「いやだってさ、ヘンタイじゃん?」
「それ外で言うのやめてくれよー。ガチな方かと思われたらちょっと・・・?」
「えーっ、結構ガチじゃなかった?」
なんて2人でやり取りしながら笑い合った。
今年の夏も最高の幕開けとなった。
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作者名:kurumikan212 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurumikan29/
作成日時:2023年11月20日 18時