今年の春は高遠の桜祭り ページ30
高遠の桜祭りに行く前に腹ごしらえでお蕎麦屋へ。
「ここの蕎麦屋は大根おろしで食べるんだけど五平餅もついてくるんだ。」
俺が案内して店内に入る。
「いいね。美味しそう!」
お店の前でも写真を撮って店内へ。
メニューを注文して話しながら待っているとやっぱりあの曲が流れ出した。
「おっ!この曲だよー高遠さくら路!!」
俺が思い出して言うとみさが頷きながら聴いてくれた。
「いい曲だね。あれ?でも水森かおりさんって長野の人だっけ?」
「多分違うんじゃないかなー?演歌で長野出身と言ったら美川憲一さんだよなー。」
「なら、美川憲一さんに歌って貰えばよかったのに。」
「だな。」
なんて会話していると蕎麦と五平餅のセットが届いた。
「いただきまーす。」
手を合わせて2人で食べる。
「蕎麦の味ってよくわかんないけど長野に行くと美味しいって思うよね。なんでだろー?」
みさが笑顔で言う。
「うーん?湧水で作ってるから?よくわかんないけど。」
俺が考えながら言う。
「なるほどねー。」
おいしいねって言いながら2人で食べる蕎麦はうまいなぁ。
「そういや、この後行く高遠の桜祭りだけど、確か出店も出てて桜茶とか飲めるらしいけど平気な方?」
俺はふと思ってみさに聞いてみた。
「飲んだことないけどチャレンジしてみるね。」
「ダメそうだったら俺が飲んでやるよ。あと、高遠の桜祭りはおすすめの写真映えスポットがあるんよ。行けばわかるけど赤い橋の真ん中のとこと、橋の下の河川敷みたいなところが見所でさぁ。」
俺の話を真剣に聞きながら蕎麦を食べるみさに見惚れてしまいつい箸が止まる俺。
おっといけない。そろそろ食べないと。俺も蕎麦の続きを食べた。
あとはお茶を飲んだり、五平餅を食べたりしてお会計を済ませて車でGO!!
実は高速に乗るのは練習済みなんでっせ。だから今回が2回目。
お店を出て車で向かったのは高遠の桜祭り。駐車場に車を停めて出ると沢山の人で賑わっていた。
マスクをつけて手を繋ぎ階段を登っていく。
俺がお会計を済ませて2人で門をくぐると・・・。
「わぁ、素敵ーーー!!!」
桜の木の下をぐるぐる回りながらまるで子供かのようにはしゃぐみさを見て俺も顔が綻んでしまう。
やっぱり来てよかったな。
そして今年の桜も満開だった。
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作者名:kurumikan212 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/kurumikan29/
作成日時:2023年11月20日 18時