推し恋〜波瀾万丈恋物語2 (ページ24)

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予想と違った夏が来る6 ページ24

沈黙が流れる。どうしよう？この場を変えないと・・・。

「なんか誘ってごめん。やっぱいいや。」
と言うことになりTikTokは断念かと思いきや・・・。
「やっぱやる。ねぇ、beautifulさやんない？」
「えっ？えええー？それやっちゃいけないやつぅー？！？！？だよね？なんか批判されそうで怖いんですけど。」
俺が首を横に振って否定してると、みさが俺に向かってスマートフォンを取り出して言った。
「アンチなんかもう怖くないんだよ！！！いやさっきは怖いって言ったけど考え直したらやっぱ気にしてる方が・・・正直言って本当は怖いけど私も前に進みたい。付き合ってくれるでしょ？」
「わかった。みさが言うならとことんやろう！」
と言うことで俺のアカウントで2人でbeautifulさをやった。

嫌なことばっかで記憶に居座る〜♫

曲がかかりステップを踏んでハシヤスメちゃんの手のポーズもバッチリのあとトゲトゲポーズを一緒にやった。

アユニちゃんの歌詞のとこもバッチリで。

早速できた動画をTikTokにあげてみた。

#推しとトゲトゲポーズ#なんかごめんなさい
#beautifulさ

とハッシュタグも添えて。

この後のTikTokの反応が気になったのでこれ以上の撮影はしなかったけど俺はものすごく嬉しかった。

そのあとは俺の部屋のテレビを一緒に見たりして就寝。

「電気消すぞ。」
「いいよ。」

電気を消して俺は床に敷いた布団で寝る。
「ねぇ、いつも何時に起きてるの？」
暗闇の中、みさに聞かれる。
「7時くらいかな？」
「じゃあ、私は6時に起きようっと。」
「だから見ないから安心していいよ(笑)」

意地でも寝顔を見られたくないんだろうな。あははっ、みさらしいやと思いながら寝ることにしたんだけど？

「寝るまでそっちに行っていい？」
みさから意外なことを言われて俺は驚きつつも了承した。そして、俺の布団に入ってくるなり、腕にしがみつきながら大好きだってさ。

萌えすぎて俺の心臓が誤爆しそうだったのはここだけの話。

暑いから窓を開けて寝たらちょうどよかった。

それから色んな話をしたけど、みさは元の位置に戻って行った。

おやすみってお互い言いながら(笑)

同じ部屋で推しと寝られるだけでも最高な夜だった。