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またひとつ距離が縮まる ページ10







「そうなんですよ!それで俺っ、_______」




「ふふっ、そうだったの?それは大変だったね」






教室にいれば嫌でも耳に入ってくる二人の声。別の場所で話してくれないかな。堀先輩は莉犬のことどう思ってるのかな。


あの様子じゃ両思いなのかな。。。








『いいなぁ……何が足りないんだろう』



そんな溜め息も空気の中に溶け込んだ_____はずだった。





「Aさんにはあの人にはないものをもっていますよ。あなたにはあなたなりの良さがあります。足りないものなんかないです。ただあの人とは違う人間、それだけです」







『_____っえ、き、黄瀬くん?』






「____っあ、ぼ、僕何言って…!!」





『……ありがとう』





宙ぶらりんだった私の心を掴んでくれたのは紛れもなく君だった。


莉犬とはまた違う心を君は掴んでくれたのかもしれないね。









「A〜!!さとみが来たぞ〜!!」





『ひっ…!や、むり!!』





「莉犬!お前な、さとみじゃなくてさとみ先輩な?さっきの堀と真逆な態度とってんじゃねぇぞ!お前の本性、堀に言いつけるかんな!!」




「__っす。す、すいません、さとみ"先輩"」




「よくできました。ってことで俺の姫様はどこ〜?」



「お前の姫じゃないけどAならあそこにいるよ」




桃瀬さとみ先輩。彼はひとつ上の先輩で、あることをきっかけで1年のころから付きまとわれている。









『い、いません…!』




「あーあー、俺とかくれんぼする?罰ゲームは何にしようか」








『黄瀬くん助けて、!』




「ぼ、僕ですか、、、えっと、_______Aさんに近づかないでください…!」









そして黄瀬くんはそのまま私を自分の身体に押し付けた。細いと思いきや意外としっかりしている胸板に私は飛び込んだ。









『えっ、』




「は、」(莉犬)



「へぇ〜、やるじゃん黄瀬くん」(早坂)

恋に敏感です→←嫉妬に塗れた私



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胡桃。(プロフ) - alice roseさん» コメントありがとうございます!文の書き方にはとてもこだわっているのでそう言っていただけると嬉しいです。これからもこの作品をよろしくお願いします! (2021年3月16日 17時) (レス) id: f67a1b0d95 (このIDを非表示/違反報告)
alice rose(プロフ) - 文の書き方がとても素敵で大好きですっ!無理せず更新頑張って下さい♪(●´ω`●) (2021年3月16日 8時) (レス) id: b029b97bf5 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃。(プロフ) - 月風さん» コメントありがとうございます。儚く過ぎ去ってしまうような、花のよう。とても素敵な表現をしていただきありがとうございます!私の表現が月風様に伝わっていて良かったです。これからもこの作品をどうぞよろしくお願いいたします。 (2021年3月9日 23時) (レス) id: add3e6f906 (このIDを非表示/違反報告)
胡桃。(プロフ) - バナナくんが尊い!!さん» コメントありがとうございます。神作だなんてとんでもないです!甘酸っぱい青春、切なさなどを感じていただいてとても嬉しい限りです。これからもこの作品をどうぞよろしくお願いいたします。 (2021年3月9日 23時) (レス) id: add3e6f906 (このIDを非表示/違反報告)
月風 - すてきな作品ですね。儚く過ぎ去ってしまうような…花のようでとてもすてきですこれからも無理せず更新がんばってください! (2021年3月9日 22時) (レス) id: 7d237fbbac (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:胡桃。 | 作成日時:2021年3月1日 0時

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