私は七海春歌の双子の妹！３ (ページ11)

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☆第七十話☆　歌詞について　真斗、トキヤside ページ11

真斗side

お互い歌詞ができ、見せ合っているのだが...。

真「レットミーフライ、オーバーザレインボー、イェア、ゴーナウゴー...」

なんだこれは...。

ト「時は来れり、勇者達はいざ行かん。紺碧の海原を...」

ト「どの歌詞もピンときませんね」

真「うむ。決めてに欠けるな」

こういうときはやはり...。

真「頭の整理が必要ではないか？」

ト「そうですね。ちょっと切り替えたほうがよさそうです」

真「改めて二人の共通点を考えてみてはどうだろう？」

ト「いい考えですね。旅番組以外に二人でした仕事というと...」

真「二人での仕事ではないが俺が芝居のオーディションを受けた時に一ノ瀬に稽古を手伝ってもらったな。あの時俺はやるからには何事も徹底的にという精神を学んだ」

ト「逆に私は本気LOVE2000％のダンスを練習していた時に聖川さんの頑張りに心を打たれました」

うーん、やはり...

真「頭の切り替えというのは難しいものだな」

ト「なにかこう、一つ思いつけば道が見えてくる気がするのですが」

真「道…思いが迷路に迷い込んだ時俺がいつも行く場所がある」

ト「それはどんな？」

真「滝だ」

真「無心となり滝に打たれると突如として目の前に道が見えることがある」

ト「聖川さんがそこまで仰るなら今すぐ行きましょう！」

トキヤside

と言って滝へ行き、かえってきたものの

ト「見えませんでしたね。道」

真「見えたのは滝の水だけだったな」

おや、お弁当が置いてありますね。『体に気をつけて頑張って！』

真「この字は…」

ト「くるみさんの字ですね」

真「俺達のために…ありがたい」

ト「頑張りましょう。聖川さん」

真「ふと気づけばこの所皆とあまり顔を合わせていないな

ト「仕事が忙しいのでしょうね」

貴「そうじゃないよ。みんな、二人が集中してできるように気を使ってるんだ」

そうだったんですか...。

貴「バスケットの差し入れ、あれみんなが作ったんだよ」

ト「でもくるみさんのメモが…」

数時間前...。

音「作詞してるときはできるだけ寮の部屋にはいないようにしようと思うんだ」

那「僕は願いをこめて千羽ピヨちゃんを折ることにします！」

翔「お、じゃあさ！みんなで弁当作るのはどうだ？」

セ「いいですね！」

那「メモななちゃんが書いてください」

レ「俺達からってわかると余計な気を使いそうだからね」

翔「差し入れで気使わせちゃあ意味がねーからな」