願いの為に* ページ34
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『___あぁやっと!やっと願いが叶う!!』
『ずっと待ってた!!ずっと探してた!!』
『せっかくの神様からの贈り物を無駄にせずにすんだ!』
"私は"目を覚ますと禰豆子が不安そうに覗いていた。
外を見ると動いてる...つまりここは汽車の中ね。もうここまで進んだんだ...でもちょうどいいわ。
「ふー!!」
『うふふ、初めまして禰豆子・・・そしてまたね』
そう言って私は汽車の後方へと歩いた。
前方は主人公がいる。なら念の為近づかない方がいいわね。
こうして、私は邪魔な羽織りと刀を置いて歩いた。
正直、この隊服も脱ぎたいけれど...服がないから仕方ないわ、まぁつかの間の鬼殺隊を楽しんでおこう。
『ふふ・・・』
ここまで長かった、しつこかった。
誰のおかげでこの世界に来れたのか、誰のおかげで生きてこれたのか。
あの時、鬼に襲われた時に鬼を押さえつけたのは私なのに...まぁ、私の体になる予定だったから死なれちゃ困るってだけだけど。
ここで最強夢主とかありえないから。
そこは原作にわかで本当によかったわ、お陰でこんなに扱いやすい。私の存在に気付いただけでもう貴方は用済みなの。
「___やっと見つけたなぁ」
『ん?』
あれから四つ目くらいの車両でそいつは現れた。
あーあ、無惨てばこんな野郎まで鬼にしちゃったの...そういうドSな所も好きだけど。
『久しぶり、お父さん』
「___お前さえ連れていけばもっと強くなれる、血を貰える、あぁ・・・あぁ!!」
『___とりあえず死ね』
そう言って私は影に触れた。
『___ひらり、ふわりと 先ゆく誰かの 影を踏む』
すると私の影は動き出し刀を持ってお父さんに襲いかかった。いや、正しくいえばこの身体の影...なんだけどね。
『血鬼術___影踏み流血』
そう言った私の瞳は真っ白に光った。
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ユウゼンキク - え、あれ...誉めてなかったのか...。そして今更ながら気付いたある言葉、<<キャラは崩壊して塵になった>>に噎せた...うん!!(爆笑) (2019年8月26日 17時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
ユウゼンキク - いや、スマシュッとかは楽しいけどさ!?けどさ!?せめて出ようとしてあげて!?うん!!(悶絶) (2019年8月25日 6時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きがすごく楽しみです!とても面白いです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます(*´▽`*) (2019年8月19日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ(猫) | 作成日時:2019年8月15日 21時