効果音(音声) ページ20
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「___はぁ、たまに思うんだよねぇ・・・なんで私は鬼殺隊に入ったんだろうって」
「・・・」
「いや別に炭治郎達に会えたのは全然いいんだけどさぁ、鬼を斬りにあっち行ってこっち行ってで疲れるし、期待の視線はうざったいし、なんなら・・・私・・・甘味屋の看板娘でよくない?務まるくない??むしろ天職じゃない???」
「・・・」
「あー、なんならハンターでもヒーローでも黒の使徒でも良かった気がしてきた。名前的には黒の使徒の方がカッコイイ」
ブツブツと文句を禰豆子ちゃん(寝てる)に言っていると近くで大きな爆発音が聞こえてきた。
その拍子で私は縁側からずり落ち頭を打ったのはもはや言わずともわかるであろう。
つまりめっちゃ痛い。
「ちなみにぃ・・・黒の使徒のやつはぁ・・・姉のぉ・・・趣味」
「・・・?」
倒れたまま転がり、いっその事仰向けになって空を見上げていると猪が覗いてきた...そう、伊之助である。
「やぁ、おやびん」
「おやびんってなんだ!?俺は嘴平伊之助だ!!」
「おやびんは親分と同じようなものだよぉー」
「!!じゃあ俺はお前のおやびんだな!」
たぶんな。
伊之助が腕を振り回しながら私の周りを回るので、伊之助の足を引っ掛けると無様にコケた。それはそれは無様だった。
「何すんだよ!!!」
「あー・・・かまってちょーだい?」
「おやびんだからな!構ってやる!!」
「じゃあ伊之助の頭貸して」
そう言って伊之助の猪をズボッと外すと美少年顔が覗いた。
私とお揃いの緑色の目なのになんだろうか...この差は。
伊之助が嫌そうに暴れる前に、またおやびん呼びをするとジッとした。心做しかほわほわと効果音が聴こえる...あ、伊之助が自分で言ってたわ。
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ユウゼンキク - え、あれ...誉めてなかったのか...。そして今更ながら気付いたある言葉、<<キャラは崩壊して塵になった>>に噎せた...うん!!(爆笑) (2019年8月26日 17時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
ユウゼンキク - いや、スマシュッとかは楽しいけどさ!?けどさ!?せめて出ようとしてあげて!?うん!!(悶絶) (2019年8月25日 6時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きがすごく楽しみです!とても面白いです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます(*´▽`*) (2019年8月19日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ(猫) | 作成日時:2019年8月15日 21時