そうだ、お見舞いへ行こう ページ13
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嫁さんがいないのであればもう連れて歩くしかない。鎹鴉はしばらくの休暇を許可したので暇である。
そうだ、お見舞いに行こう。
そして目指すのは蝶屋敷である。
「よっ」
「千弦!!」
炭治郎が笑顔で私の名前を呼ぶと会えて良かった。や どうして柱と一緒に?等の質問攻撃を仕掛けてきた。
「へぇー、千弦は音柱の弟子なのか」
「うん、継子は出来ないからね」
「出来ない?」
「___私、呼吸の才能があるようでないんだよ」
「???」
私が他の呼吸を同時に使えるのは才能がないからだった。水の呼吸単体でやろうとすると全然、全く、出来ないのである。
だから自分なりにアレンジする事によって呼吸があべこべとなっていたのだった。
だから、才能がある。
それで他より疲労は溜まるし、過呼吸は起こしやすいし、吐血するのであった。
つまり...
「それで・・・ゴフッ」
「ち、千弦!?」
「ヒュッ・・・・は・・・」
気を抜くと吐血して、過呼吸が起こる。
「きゃぁああああぁ!!!千弦さん!!誰か袋!!!」
そして、しばらくの間...蝶屋敷にお世話となる千弦であった。つらみ。
「ああああああ!!!!千弦おま、お前ぇえええ!!!顔可愛いなこんちくしょう!!!!」
「どうした?善逸」
善逸が部屋に入って来ると私を見るなり叫び出した。そして返事の出来ない私の代わりに炭治郎が聞いた。
「女の子ならさぁああ!!!言えよぉおお!!!可愛いならさぁあああ!!!言えよぉおおおおおおおおおお!!!」
「善逸・・・千弦が女の子だと知らなかったのか?」
「そんな目で見るなよ!!!だって顔が見えなかったしチビだったし!!!」
「ヒゥ・・・ヒゥ・・・」
私が必死に訴えると、炭治郎は善逸にビンタした。
「なんで!?」
「千弦が チビって言うな糞ヘタレ女好きのダサ眉毛人間・・・って言って殴ってくれって」
「前半はともかくダサ眉毛!?初めて言われたんだけど!?」
「ヒゥ、ヒゥ・・・ヒィ」
「あぁ、伊之助なら千弦の向かいのベッドにいるぞ」
「ひ・・・」
「・・・・・・・・弱クッテゴメンネ」
「!?」
色々と衝撃な1日となった千弦であった。
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ユウゼンキク - え、あれ...誉めてなかったのか...。そして今更ながら気付いたある言葉、<<キャラは崩壊して塵になった>>に噎せた...うん!!(爆笑) (2019年8月26日 17時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
ユウゼンキク - いや、スマシュッとかは楽しいけどさ!?けどさ!?せめて出ようとしてあげて!?うん!!(悶絶) (2019年8月25日 6時) (レス) id: 0c71642d46 (このIDを非表示/違反報告)
夏終朝凪(プロフ) - 続きがすごく楽しみです!とても面白いです!これからも更新頑張ってください!楽しみにしてます(*´▽`*) (2019年8月19日 21時) (レス) id: 8142368f1e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ(猫) | 作成日時:2019年8月15日 21時