げとうくん"と"ゲトウちゃん【呪術廻戦】

秋の想い出 ページ11

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秋、それは彼女を憂鬱にさせる季節だった。




《太っちゃうから食べない...夏油君の好きな物食べて》

...。




そもそも食べてるのは私だし、彼女に太るという概念はあるのだろうかという疑問はこの際どっかにやろう。

確かにゲトウちゃんの望むまま食べていた私は秋になると太る。

見た目じゃ分からないが、そうなるように大きめの服を着たりして、毎年誤魔化していたのだが流石にバレてしまったようだ。




《だって、お風呂で鏡を》


「＿＿＿＿わぁあああぁああ！！！！！」




周りから「うわ、急に叫び出す変な人だ」と思われても仕方ないような声が出た。

というか、見ていたのかい！？

確かに見られても可笑しくないけども！！！

そこはそっと見ないふりをしているものじゃないのか！？いや、ゲトウちゃんに言っても仕方がない...鏡を隠さなかった私が悪いのだ...。

ん？でも彼女は私の目から情報を取っているのだから...鏡で見なくても自分の意思で...ｯ！！




《流石に見ないよう...裸はこの前夏油君が石鹸で滑ってたからつい見ちゃっただけ》

な、なな、なんだ...それならそうと言ってくれたまえ。

《...見てないとは言わないけど》





「わ"ぁ"あ"あ"あ"ぁ"ぁ"！！！！！！」




誰かお願いだ...私の目を...潰して...くれ...
今すぐに...

記憶でもありだ...。




《感想いる？》

ほ"ん"と"う"に"や"め"て"く"れ"！！！

《わかった》




秋...それは目を塞ぎたくなるような季節だ。
誓おう、風呂場の鏡にはカーテンをつける事を...足元を洗い流してから入るという事を...

だからどうか、神様...彼女の記憶を...消してください！！






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『...その歳で夏油君パパと同じくらいだったし誇ってもいいと思うんだけどなあ』


でもやめてくれって言ってたし、黙っとこ...お口チェック...ジジジ。






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