ぽ ページ41
.
1年というのはあっという間に過ぎて、恵も津美紀ちゃんも毎日会ってるのに家へ帰る度に大きくなっている気がする。
子供の成長が早いためなのか...
私が歳を取るのが早いためなのか...
今年はいろいろあった。
もう春に、いろいろ詰め込み過ぎて秋冬の記憶がほとんど無いくらいだ。
嘘、恵の誕生日とか津美紀ちゃんの誕生日とかは心に焼き付けたから昨日の事のように覚えているよ。
そうだな...今思い出せる学校生活なら、あ！特級呪術師の九十九さんに会った事だろうか。
灰原と飲み物を買いに出かけると、自販機の近くで夏油先輩がいた。
灰原は夏油先輩を1番尊敬しているので、まるで犬のようにトテトテタッタと近づいて行き、ちゃっかり飲み物を奢って貰っていたな。
尊敬しているのかいないのか...
そんな時だった。
.
「＿＿＿＿どんな女がタイプかな？」
.
第一印象は綺麗な人。
顔がとか、性格がとか...そういうんじゃなくて、オーラっていうのかな？
あぁ、この人は真っ直ぐ自分で決めた道しか進まない人なんだなって見ただけでそう思ってしまった。それほど性格が身体で出ているんだと思う。
聞かれた灰原は「たくさん食べる女の子が好きです！」と誰なのかも聞かずに答えた。
「灰原...」
「大丈夫ですよ、悪い人じゃないです！」
『私も...そう思います』
「伏黒さんまで」
人を見る目には自信があるタイプの灰原と慎重に確認しながらも何処か緩い私がそう言うと夏油先輩はため息をついた。
「私の隣に座っておいてかい？」
「？...はい！」
『夏油先輩、気にしたら駄目です。灰原はこういう奴なので』
「君も人の事言えないけどね」
「あははっ！」
女性は大声で笑い、改めて自己紹介をした。
九十九由基＿＿＿特級呪術師。
夏油先輩曰く、任務を一切受けないフラフラした術師...らしい。私はあまり知らないけど、特級呪術師という事はすごいのだろう。
『好きなタイプか...』
「おや？女の子は好きだろ
『いえ、あまりそういうのに縁がなくて』
「真面目なのどう！？七三とか！！」
「灰原...伏黒さん、答えなくていいから。ちなみに私は金髪をオススメするよ」
『なんでそんな具体的なの？』
「いいねぇいいねぇえ！！」
2人揃って、何を言っているんだ。
そしてどうしてそんなに七海の特徴ぽい事ばっかり主張するの？
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 248人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「呪術廻戦」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
アカツキ(猫)(プロフ) - つばめさん» ありがとうございます！本作品は既に50話達成しちゃったので次書く時は番外編ですかね？(続編は予定にないです！)気が向いたら書きましょう...たぶん() (2021年6月29日 10時) (
レス) id: 378303e13b (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(猫)(プロフ) - mimiさん» 読んでいただきありがとうございます！七海の恋は読者の心の中に結末が描かれている事でしょう...(つまりご想像におまかせします) (2021年6月29日 10時) (レス) id: 378303e13b (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(猫)(プロフ) - つばめさん» 京都校wそういえば出してませんでしたね！たぶん悪ふざけて最強コンビも術式使って追いかけてますね、これはw返信遅れてすみません！ (2021年6月29日 10時) (レス) id: 378303e13b (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 読んでてやっぱり面白いです 高専編で甚爾の高専講師として恵達1年ズの絡み+親子のはちゃめちゃな絡み読んで見たいです (2021年6月28日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - こんにちは！いつも楽しく読ませて頂いてます、七海の恋の行方が気になります^ ^更新楽しみにしています！ (2021年5月24日 4時) (レス) id: 37e8de3853 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アカツキ(猫) | 作成日時：2021年3月17日 12時
