小話 ページ18
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「好きです!付き合ってくだs____」
『ごめんなさい』
「え、はやい...」
2年生にもなると学校生活に余裕が生まれて来たのか、こういう告白が多くなってきた。
でも、私は勉学や恵のお世話、家事等で忙しいしそういう愛だの恋だのをしている暇はないのだ。というより...
...やっぱり灰原と会ってすぐの時に感じていた感情は"恋"だったのか。
今は全く感じない感情を今更理解しても遅いこと。というか、別に今考えたら恋とするにはちょっと微妙にズレを感じるのだ。
なんというか...これは...
「伏黒!」
『!...灰原』
「今日さ_____」
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「___は???????????」
「こんにちは!!伏黒のとーちゃん!!俺、灰原って言います!!」
『今日は部屋で灰原と勉強会するから、ぜっっっっったいに、入って来ないでねとーじ』
放課後、灰原を連れて家に帰ると珍しくとーじが仕事に行こうと玄関前で立っていた。すれ違いで家に入るのは久しぶりだ。今日は夜中までの仕事なんだろう。
灰原は元気よく挨拶をして、私は出ていく予定だったとーじに念を押して家の中へと入っていった。
そして私達の後ろからそのまま家に戻るとーじ。
仕事じゃないの????
「あれ?伏黒のとーちゃん仕事じゃないんですか?」
「いかねーよ」
「いや行けよ!?」
部屋の奥で恵の面倒を見ていたとーじの同僚さんがツッコむ。
「行くわけねぇだろ!!蕾に何かあったらどうすんだよ」ボソッ
「俺もいるだろうが!!」ボソッ
「お前なんか何も役に立たねぇだろ」ボソッ
「子守りしねぇぞ!?」ボソッ
『灰原気にしないで、いつもの事だから』
「?...おう!気にしない!!」
騒がしいおっさん達を置いていって自室の扉を開ける。部屋はシンプルで家具はあまりなく、綺麗に整頓された部屋だ。
昔、恵が私の部屋に入り集めていたキャラ物の小物を落として恵が怪我して以来、部屋にはあまり物を置かなくなった。
恵の怪我を考えたら家具なんていらないからね!
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アカツキ(猫)(プロフ) - つばめさん» ありがとうございます!本作品は既に50話達成しちゃったので次書く時は番外編ですかね?(続編は予定にないです!)気が向いたら書きましょう...たぶん() (2021年6月29日 10時) (レス) id: 378303e13b (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(猫)(プロフ) - mimiさん» 読んでいただきありがとうございます!七海の恋は読者の心の中に結末が描かれている事でしょう...(つまりご想像におまかせします) (2021年6月29日 10時) (レス) id: 378303e13b (このIDを非表示/違反報告)
アカツキ(猫)(プロフ) - つばめさん» 京都校wそういえば出してませんでしたね!たぶん悪ふざけて最強コンビも術式使って追いかけてますね、これはw返信遅れてすみません! (2021年6月29日 10時) (レス) id: 378303e13b (このIDを非表示/違反報告)
つばめ - 読んでてやっぱり面白いです 高専編で甚爾の高専講師として恵達1年ズの絡み+親子のはちゃめちゃな絡み読んで見たいです (2021年6月28日 23時) (レス) id: e61b67cd9c (このIDを非表示/違反報告)
mimi(プロフ) - こんにちは!いつも楽しく読ませて頂いてます、七海の恋の行方が気になります^ ^更新楽しみにしています! (2021年5月24日 4時) (レス) id: 37e8de3853 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカツキ(猫) | 作成日時:2021年3月17日 12時