混ぜるな！キケン！！【鬼滅の刃】【僕のヒーローアカデミア】 (ページ35)

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さんじゅうごの型！！ページ35

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自己PRとして個性を使いたいが走るだけにどうやって使うのか...数秒考えた後に私の中では"譜面"が出来上がった。

「＿＿＿よーい」

そして私は...

ﾊﾟﾝｯ

自らの足にカウンターを発動させた。

勢いよく踏んだ地面に反動させて遠くへと飛ぶ、高く、早く、飛ぶように調整しながら跳ねるように走ると＿＿＿

「あ」

足が反動に耐え切れずまっすぐ飛ぶことが出来ずにそのままゴールへと滑り転んだ。

...いい方法だと思ったが思っていたより身体が耐えきれなかったな。

転けた事によりゴールはしたが、腕や膝は血だらけでドクドクと脈を打つのが響き渡っていた。

しかし、あの日以来、痛みに鈍くなって、脳が無駄に冷静であった。

「宇髄、大丈夫か」

「あ、平気っす・・・たぶん」

指先に下った血をぴっぴっとまるで水をきるように振ると、雄英高校の先生(相澤消太)が優しく頭をチョップしてきた。

「汚れるから止めなさい」

「はい」

「今から保健室へ行くように、無理は禁物・・・守れないなら推薦は取り消して貰うからね」

「無理・・・？」

「・・・はぁ、とにかく保健室に」

「いってきまーす」

「・・・(なんだコイツ)」

なんだコイツという目で見つめられながらとっとことハムたろ如く歩いていった。

ドアを勢いよく開けて「たのもー」と叫んだが何故かもぬけの殻だった保健室。

はて...と1度保健室を出て扉を見ると【急患により不在中】と書かれた紙が貼ってあった。何故気づかなかった私...まぁいいか。と思って勝手にアルコールやガーゼなどを探し出し自ら治療した。

治療くらい、私でも出来るのである。

『猪突猛進！猪突猛進！！』

『伊之助！血塗れのまま走り回るんじゃないッ！！』

『う"ぇ"あ"ぁ"あ"あ＂！！痛いよぉ"お"お"』

『お前らうるせぇええええええ！！！黙って治療受けやがれぇええええ！！！！』

隠の授業には治療もあるのである。

キレた時に口が悪くなるのは兄からの遺伝だと言いたい。何故かって？輩だからだよ。

片手で器用に腕を巻いて行くと、相澤先生が入って来た。どうやら一通り終えたらしく、様子を見に来てくれたらしい。

1人で手当てをしている様子を見て驚いた相澤先生は包帯を取り上げて残りの治療をしてもらった。

「器用だな」

「まぁ・・・あ、もう少しキツめでも大丈夫ですよ」

しばらく無言で過ごすと、相澤先生から話しかけていた。

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