混ぜるな！キケン！！【鬼滅の刃】【僕のヒーローアカデミア】 (ページ13)

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じゅうさんのかた！！ページ13

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そんな平凡だなんて程遠い毎日が過ぎて、6年生の卒業式だ。

えいこうへのーかーけーはーしーえーとー

と全体で合唱して最上級生を送り出す。

私は別に知り合い等いなかったし悲しさも何もないが、隣の女子が号泣し始めてなだめるのに苦労した。

落ち着いて、田中さん。中学校で会えるでしょ、一緒の校区内でしょ、むしろデパート行ったらエンカウント率高そう。

卒業式恒例の将来の夢を言うやつである。

先輩達が夢を語る中、ふと...自分の夢はなんだろうと思った。

兄はヒーローで教師になるために勉強を頑張っているしヒーローとして体力作りも欠かさない努力型。

緑谷はナンバーワンヒーローオールマイトを夢見て無個性でも分析を欠かさない努力型。

爆豪は元からある天才肌と同じくナンバーワンヒーローオールマイトを追いかけて努力もするが主に才能が光る才能型。

私は...。

私は、なんだろう。

別にヒーローになりたいわけでもない、どっちかと言うと現実主義である私は兄曰く才能型に分類されるらしい。

才能、兄ちゃんは忍びとしての才能がピカイチだと私を褒め殺しするが私自身に実感等ない。

むしろ今の時代忍びだなんて仕事、あるわけが...

ある...わけ...が...

＿＿＿＿あったァあああああ！？

あったじゃん！忍びっぽい仕事！！しかもこれなら兄ちゃんの役にも立てるし恩返し出来るじゃん！！

思い立ったら吉日。

私は兄に詳しく説明した。

「＿＿＿駄目だ」

それは予想外の一言だった。

「・・・え？なんで？」

「なんでって・・・危ないからだ」

「危ないのは兄ちゃんもじゃん。朝は学校で夜は仕事、いつも送り迎えしてもらってるし兄ちゃんいつ寝てるの？」

「それとこれは別だろ」

「別じゃないよ！！」

私の兄は優しい。

その優しさはメシアのような平等的なものじゃないけれど、家族として、兄妹としてはいつもヒーローだった。

兄が心配するのもわかるが、ヒーローほどに危なくないし兄が褒めるくらい才能はある。

何処に駄目の要素があるんだ？

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