混ぜるな！キケン！！【鬼滅の刃】【僕のヒーローアカデミア】 (ページ1)

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いちのかた！ページ1

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兄とお揃いだった黒髪も、瞳の色も変わってしまい、兄本人に「お兄ちゃんを返して！！」と叫んでいたのが黒歴史となる5歳。

さすがの私も色々と学び、兄が兄であることには変わりないと感じた。

いや、そもそも兄ちゃんがいつも通りすぎて実感が湧かないというのが本音だったりする。

先祖と言ってもやはり血は受け継がれるんだな。と言うとこめかみをグリグリされた、幼い子供に対して大人気ないと思うのは私だけじゃないと思う。

子供の割に大人っぽい。

この子も先祖返りするのでは。

そう喜ぶ両親に現実を突きつけるように昨年の誕生日、個性を発生させた。

「かーめーはーめーはぁ！！」

「・・・何してんだお前」

ビームを出す個性じゃない事を知っている兄が私に白い目を向ける。

最近の楽しみは機嫌がいい兄に攻撃するとちゃんとやられたフリをしてくれる事だ。...どうやら今日は機嫌が悪いらしい。

「兄ちゃんどしたの？生理？？」

「阿呆言え、だぁれが生理だ」

冗談なのにグーでげんこつを妹にかます兄に一瞬殺意が湧くが、まぁ自業自得なのはわかりきっているので冷静になる。

元から整った顔である兄は髪が白になり目が赤となっても変わらないイケメンオーラが滲み出ていた。

しかし、最近やたらと「派手じゃねぇ」とか言って何処から出てきたのがキラキラしたバンダナのような物と派手なメイクをしている。ヤンキーだ、輩だ。

「・・・はぁああ、仕方ねぇか」

「？」

突如大きな独り言を呟いた兄をじっと見つめると、視線に気づいたのかあまり嬉しくないような笑みを浮かべた。

「俺、寮に入るわ」

「え」

「しかも中高一貫だからあんま会えねぇかもな」

「えぇ！？」

兄によると先祖返りは決められた学校に入る事が良いとされていてその分のお金などは政府が払ってくれているらしい。

先祖返りは無個性の寄せ集めだと言われる中、特殊な体の構造や先祖が使われていたらしい個性の様なものを扱う2パターンがある。

兄は前者の方であり、それに合わせた学校...

＿＿＿キメツ学園へ行くらしい。

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