混ぜるな！キケン！！【鬼滅の刃】【僕のヒーローアカデミア】 (ページ32)

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さんじゅうにいの型！！ページ32

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「デカ・・・学校に力入れすぎじゃね？」

＿＿＿あれから3年、私は雄英高校の前に立っていた。

時間が早いのは波瀾万丈すぎて割愛だ。
まぁ後に思い出して話すだろう...

こんな私だがなぜ雄英高校に来ているかと言うと、"個性使用許可証"が欲しいからである。

中高一貫であるキメツ学園では個性に関する勉強などほぼしないし、主に戦術や呼吸の仕方、選択科目によっては体力コースや隠コース等で学べるだけで個性に関してはノータッチだった。

鬼殺隊はヒーローの仕事は行っていても、最初はボランティアからの公認事業となっただけであり、他の事務所とは違うのである。

個性さえ使わなければそのまま高等部まで行ってもよかったが、あいにく使えるものは使いたい派であるため...兄への説得は骨が折れた。物理的に。

「あいたた、足捻ったらマジで痛い。こんな状態で行けるか？入試」

しかも一般ではないのだ。

キメツ学園は有名で、御館様のご紹介で推薦枠を...やっぱり凄いな産屋敷耀哉。ある種の職務怠慢(本職は政治家なので)。

大きな門を潜り抜けて、中をキョロキョロ見渡す。

ほへぇ、ここが緑谷がコケる場所かぁ...バナナの皮でも置いとくべきか。

「＿＿＿なんだお前」

妙に心に響く声が聞こえて振り返ると...

........ウルトラマンがいた。

「バナナの皮でも置いたら滑るかなって」

「・・・滑るんじゃないか？」

「その前に掃除されそう」

「確かに」

違った、コイツは轟焦凍だった。

左目に残る火傷の痕に赤と白の髪が印象的なヒロアカのキャラクターなのだと言うのを思い出す。

それなりに美形な分類だが私には負けるな、と謎のドヤ顔で一緒に向かうことになった。

ここで別々に行くのは気まずい。

「私は宇隨・・・あ、Aって言うんだ」

普段下の名前を言わないので名字で終わりそうになった。

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