にじゅうはちの型！！ ページ28
.
猪頭を被っていないな、と思いながら現れた嘴平伊之助を見た。
「ん？なんでお前がいるんだ？？」
ただの美少女顔につつかれる私、我々の世界ではご褒美です。
「どうも嘴平伊之助、記憶のない宇髄Aです」
「？記憶あるだろお前」
「え、いやない」
何故か断言されて少し慌てて返す...
「＿＿＿ならなんで俺の名前わかるんだ？」
・・・。
「やっちゃった★」
ーーー
「えーーーーーーーーーーーーーーーと」
「長いな」
どう言うべきか、真実を言うべきか...否、それだと混乱に混乱を混ぜ合わせるだけだ。
こうなったら...
「お、"覚えてない"けど"覚えてる"んだよ」
「覚えてないけど？」
「覚えてる？？」
「はぁ？」
やめてそんな冷たい目で見ないで美少女顔。
「んー説明辛いから言わなかったんだけど、"私に関しての記憶"がないの」
「？」
「例えば"前世何をして、何を成し遂げ、何を失った"かは覚えてないんだけど・・・"私以外の前世がどういう人だったか"は覚えてるの」
「・・・えっと」
「つまり？」
「簡単にいえば！！竈門に鬼の妹がいるのは覚えてるけど
作戦�ー�身の事のみ記憶喪失説。
「あとは、嘴平が猪に育てられたとか・・・我妻が女好きとか」
「ちょっと言い方酷くない！？俺は本気なんだよぉおおおお！！！」
「いや、なんかそこがもう信じられない」
ここでようやく担任が現れて解散となった。
ちなみに担任は悲鳴嶼行冥である。
まさかの人物すぎてやばい、語彙力低下オタクだ。
放課後になると普通に解散となった。
ここで面白いのがみんな屋敷に帰るという所、私は兄ちゃんと嫁さん(今世では幼馴染み)が暮らしている個人屋敷だ。
こう見ると改めて産屋敷すげぇ...
余談だが、鬼舞辻は海外に別荘と上弦肆の空間血鬼術だけで産屋敷のように個別の屋敷など用意しないらしい、保険も完備ではないブラックだ。
それなのにヒーローとして活動しているので世の中にはホワイトな企業とブラックな企業が交わる社会なんだと改めて実感。
怖いよ白黒社会。
実家では親が気長にラブラブと暮らしている...まさか長男が女性に囲まれてウハウハしている(してない)とは1ミリも思ってないだろう。
「＿＿＿ただいまー」
懐かしき引き戸のドアを開けると、迎えは無く...奥の部屋でギャーギャー騒いでいるのが聞こえた。
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 62人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヒロアカ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
酸素無駄遣い装置 - 宇随さん推しなのですんごい続き楽しみ！更新頑張ってください！ (2019年10月27日 21時) (
レス) id: 8cc010c4ca (このIDを非表示/違反報告)
ゆきの - とても面白いです！ (2019年10月18日 22時) (レス) id: 95b6f1a01a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アカツキ(猫) | 作成日時：2019年10月10日 10時
