混ぜるな！キケン！！【鬼滅の刃】【僕のヒーローアカデミア】 (ページ3)

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さんのかた！ページ3

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-小学1年生-

いっちねんせーになったーらー

いっちねんせーになったーらー

ともだちひゃくにんでっきるっかなー

と歌い出したくなる1年目、夏休みになるといつも通りの顔で兄が実家に帰ってきた。友達を連れて。

「紹介するな！煉獄と冨岡だ！」

「どうも、妹です」

「よもや！とても可愛らしいな！そしてそっくりだ！！」

「・・・」

無言で手を握る冨岡さんと耳鳴りがしそうなほど叫ぶ煉獄さんに「ほへぇ」と眺める私。

カオスである。

「あ、そろそろ出なきゃ」

「なんだよ、せっかく兄ちゃんが帰ってきたのにお出かけか？」

「うん、夏休みの自由研究を共同でしようって緑谷と約束したから」

「待て、男か」

「そだけど？」

私の他人に対する呼び方は決まっている。

男は名字呼び捨て、女は名字にさん付けだ。年上は基本さん付け。

友達でもこうなので癖なのだ。

「お兄ちゃん許さないんだからね！彼氏だなんてっ！！」

「何キャラ？」

「気持ち悪いなあ！」

「宇隨・・・大丈夫か？」

「よーし、お前ら1列に並べ、俺が派手にぶん殴ってやる」

やんややんやと騒いでいる隙に私は外に出た。

「＿＿＿むっ！宇隨少女がいないな！いつの間に！」

数十分後、ふと気が付いた煉獄がそう叫んだ。

俺も辺りを見渡すが気配すら無く既にこの家にいない事がわかった。

「あー、まぁ・・・いつものことだ」

そう答える宇隨に見覚えのある。

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