魔王様！ヒーローになるってよ！！にっ！！【僕のヒーローアカデミア】 (ページ7)

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「＿＿＿＿あぁ！魔王！！前世の威厳のあるお姿も素晴らしかったですが、今の愛らしい子猫の様なお姿も素敵です！！

はぁ、貴方を探して早15年・・・どれほど探しても魔族の穢らわしい魂や王国民であった穢らわしい魂しか見られず私は掃除を繰り返す日々。

今日も死柄木弔に言われ"仕方なく"オールマイト討伐戦に参加しましたがまさか此処で出会えるとは！！

これが奇跡、いや前世から繋がる運命というのですよね！！あぁ！！困惑されたお顔もとても可愛らしいです！！ハァハァ、つい興奮して攻撃してしまいました、すぅ、はぁ、これが魔王の汗の香りですか。

もう目に入れても痛くないくらい可愛いらしいです、心中前提で結婚して欲しいですね。ハァハァ、可愛い、魔王・・・あ・・・

そういえば、現在の名前を聞いませんね。私としたことがうっかり・・・名字は雅義に変わりますのでいいです、名前を教えていただけませんか？」

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『・・・いや、キモイんだけど！？！？これが勇者！？この鼻血ダラダラで気色悪い言葉放つコイツが前世勇者！？俺はこんにゃの信じにゃいぞ！！！』

「あぁ、声も可愛いらしい、噛んじゃって、ふふ、可愛いですね」

『なんにゃの！？前世持ちって変態しかいにゃいのか！？』

相澤さんも、手を大量に貼り付けた男もポカーンとなっていた。

いいな！！お前らは意識飛ばせて！！

「魔王、魔王、お名前を」

『にゅやああ！！！こっちに来るな変態！！』

「・・・ﾊｯ、ユウ、このガキがお前の言っていた魔王様か？」

「えぇ、そうですよ死柄木弔」

「お前、俺を騙したか？こんなのが魔王なのか」

「まさか、私は勇者ですよ、魔王を見間違えるはずありません」

クスリと笑う雅義勇は剣を振り俺にまた攻撃を仕掛ける。

それに立ち向かうため、俺も剣を出し押し出す。

「ほら、"私の剣を防いだ"これだけで只者では無いのはわかりますよね」

「まぁな・・・なら」

死柄木弔、そう呼ばれた男はこちらを見やりニヤついた声で言った。

「＿＿＿＿魔王様よ、敵連合に来い。アンタはこっち側だ」

「っ！！」

相澤さんが苦痛の表情を浮かべる。

それもそのはず、俺の個性は元々敵向きでありそれは相澤さんが初めてあった時に隠すようにと言ったくらいだ。

そう、それが普通なんだ。

『絶対嫌だ、バーカっ！！』

あっかんべー付きで俺は返したのだった。