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「えっと・・・」
「とりあえず、今後どうするか
早急に考えよう」
「・・・な。何を？」
「未来」
「は？」
奥のミィーティングルームの扉が開く
中から、大野課長と部長が深刻な顔して出てくる
「・・・」
私は遠く離れた部長を目で追ってしまう
でも、同時に一昨日公園で見た
あの風景も一緒に蘇ってしまい
パッとパソコンに目をやり
動揺を隠すように電源を入れる
グーンと小さな音を立てて
画面が明るくなる
課長と部長がともに私たちに近づき
部長は
私たちに「おはよ」と声をかけ
自分の席につく
その間、私とは一度も目は合わなかった
たった数秒、いや、数秒も無かったかもしれないのに
私にはまるでスローモーションのように感じた。
一方、課長は私の横で止まり
「今井ちゃん、ちょっと時間もらえるかな？
少し面談したくて」
「・・・え」
私がビックリして課長の顔を見る
「えっと・・・」
「３０分くらいでいいんだけど」
みんなの視線が私に注ぐのがわかった
私は思わず部長を見たけれど
部長は私には目をくれず
PCに向かいせわしくタッピングをしていた
私は唾を飲み込み
「わかりました。午後からだと
14時頃はいかがですか？」
「うん、その時間だったら、俺も取引先から戻ってこれそうだな
じゃあ、ミーティングルームで」
「わかりました」
・・・
私は誰の顔も見れず
そのまま立ち上がったPCいパスワードを入れる
でも、動揺したのかパスワード不一致で
跳ね返される
ゆっくり深呼吸をし
もう一度入れ直すと
見慣れた画面が開く
・・・面談
部長とのこと・・？
いや、そもそも、今課長、部長とミーティングしてたじゃん
え？それとは関係なし
え？
すると立ち上がったＰＣの左下に社内チャットのポップアップがあがる
送信先は部長で
”話がある”
とだけあがっていた
私は、それを見てどう返信したらいいのかわからず
返信できないでいたけれど
隣いる和に見られても困るので
すぐにクローズのペケ印をクリックしポップアップを消す
朝からまだ着席して5分ほど
一気に私の知ってる世界が変わってしまう気がした
「どうした？」
「え？」
和が真剣に私を見る
「鼻息荒っ・・・」
「は？」
「牛」
「は？」
「んがんがっって」
そう言って横で肩を揺らす
「そんなこと無いし」
私は和を見ると
再びポップアップがあがる
”俺の前でやめてくれる？”
・・・
私はますますどう返信したらわからず
そのポップアップも消した
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紫姫(プロフ) - yashuchar1031さん» でも、最近美味しいものたくさん食べてるからちょっと元気かもｗ (2021年9月5日 22時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yashuchar1031(プロフ) - かなりの選択肢ができてますしねwww楽しみにしてますw更新ありがとうございます！くれぐれも無理なさらないでください！！ (2021年9月5日 10時) (レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 莉々菜さん» 特にキャンパスシーンとか旅行とか‥登場人物も実際に友人たちをモデルにしたりしてますｗもちろん、脚色してるので物語ですが、読んでくださる方が、まるで一緒に仲間たちと過ごしてる感覚をリアルで感じていただけたらなぁと思って書いてますｗほんと嬉しいです。 (2021年9月5日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
莉々菜(プロフ) - え！実話なんですか？ちょっとまた見たくなっちゃったなぁ!!見させて頂きます！！ (2021年9月3日 21時) (レス) id: e9c9c4a83b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - れもんさん» れもんちゃん、どうやら、私のブレーキは壊れてるみたいで、誰かにストップをかけてもらわないと暴走してしまうみたい・・・自分で止められないってマズいなって思ってはいるんだよなぁ。でも書くのは大好き。ずっと書いてたい。ｗ (2021年9月3日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2021年4月6日 17時
