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「///////」
そっと私から離れた部長を見つめる
私
「何赤くなってんだよ
今に始まったことじゃないだろ」
「・・・」
「何？」
「だって・・・」
「だって何？」
だって・・・最近の私と部長の関係は
なんだかすれ違ってばかりで
上手くいかなくて
そう・・
そもそも、名前のつかない関係を続けてるから
ちょっとしたことでも
崩れてしまう
諸刃の剣のような関係
でも、そんなこと
言えるはずもなく
「私、意外と乙女ちゃんなので」
そう言ってニコっと笑う
そう、
私には、奥さんがいる部長と
「名前のある関係」にいる勇気はない
「へぇ、乙女なんだ」
そう言って、ビールをまた一口飲む
ごくっという音に合わせて
部長ののどぼとけが上下に微かに動く
そこに男っぽさを感じて
やっぱり、私は部長に惹かれてるんだと気づく
「はいっ。
もう、毎日、背中にバラ背負ってますから」
そう言いながら、ボールに材料を入れ、こねてたネタを
フライパンで焼き始める
「ふーん、バラ背負ってるんだ」
「はいっ、もうなんなら口にくわえてもいいですよ」
「ふーん、サボテンは枯らすのに？」
・・・
「え？」
部長が缶を口につけながら
クイクイとキッチンカウンターの隅においてある
ものの見事に茶色になったトゲトゲを指さす
「し、しまった・・・
会社では覚えてのにぃぃぃ
処分するの忘れてた」
「あははは。
サボテン枯らすって余程だぞ
ていうか、サボテンって枯れるのか？」
「あぁ、それは、そういうサボテンです
茶色のカスカスってしたタイプ」
そう言いながら
私は部長が指していたサボテンを
ゴミ箱にぽんと入れる
「おまえさ、定時に帰宅して
慌てて部屋掃除したろ」
「そ・・・
そんなことないでござるよ
私は、いつもピッカピカでござる」
「あはは
どうせ、脱いだもんとかそのまま頬り投げてたんんだろ？」
「まぁおぞましい
そんな女がどこに？」
「ここにだ」
そう言って、
私をジッとみる
その大きな瞳に私も
思わず苦笑してしまい
「うううっ
もはやここまでか」
と後ずさる
「あはは、ていうかさ
ほんと、会社では結構キチンと仕事こなしてんのにな」
「だって・・・仕事で帰ってきたら
もうそんな気力ないんです
疲れ果てちゃって」
「あぁ、それ俺に対して
仕事量どうにかしてって言ってる？」
「いえ。全然」
と意味ありげに笑う
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紫姫(プロフ) - yashuchar1031さん» でも、最近美味しいものたくさん食べてるからちょっと元気かもｗ (2021年9月5日 22時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yashuchar1031(プロフ) - かなりの選択肢ができてますしねwww楽しみにしてますw更新ありがとうございます！くれぐれも無理なさらないでください！！ (2021年9月5日 10時) (レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 莉々菜さん» 特にキャンパスシーンとか旅行とか‥登場人物も実際に友人たちをモデルにしたりしてますｗもちろん、脚色してるので物語ですが、読んでくださる方が、まるで一緒に仲間たちと過ごしてる感覚をリアルで感じていただけたらなぁと思って書いてますｗほんと嬉しいです。 (2021年9月5日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
莉々菜(プロフ) - え！実話なんですか？ちょっとまた見たくなっちゃったなぁ!!見させて頂きます！！ (2021年9月3日 21時) (レス) id: e9c9c4a83b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - れもんさん» れもんちゃん、どうやら、私のブレーキは壊れてるみたいで、誰かにストップをかけてもらわないと暴走してしまうみたい・・・自分で止められないってマズいなって思ってはいるんだよなぁ。でも書くのは大好き。ずっと書いてたい。ｗ (2021年9月3日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2021年4月6日 17時
