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そう言うと
大笑いする潤くん
「別にそんな俺の前で
わざわざいい女ぶらなくても、わかってるから」
「何がよ」
「Aはかわいい」
「やめて、冗談は
もう、どうしちゃった？
まだ・・・アルコール残ってるんじゃない？」
・・・
私が大笑いしてると
撫でていた手が止まる
「好きなんだ」
え・・・
今なんて言った？
私が潤くんが撫でていた手をそっとつかみ
潤くんの顔を見る
「Aのこと好きなんだ
だから、翔さんやめて俺にすれば？」
「え・・・」
「好きなオムライスも作ってあげるし
それに、ありのままのAでいてくれたらいいから」
「何言ってんの・・・」
まっすぐ私をみる潤くんの目は
真剣で
もちろん、潤くんの言ってることは理解できてるはず
でも、私の頭の中では、昨晩の私はどうやら
部長との関係を潤くんにも話てしまったんだという背徳感の方が強くて
ここにも一つ秘密がバレてしまったことにど心臓がトクンとなった
「困ってる？」
心配そうな顔をする潤くん
「うううん、驚いただけ」
「俺、真剣だから
その・・・翔さんと何があったのか詳しくは知らないけれど
辛いっていうのだけは理解できるし
単純に
そんな辛いんだったら、やめてもいいんじゃないって思っただけ」
・・・私
昨日どこまで何を話たんだろう
無意識に潤くんから少し離れた私
「離れないで」
そう言って
再び私の手を握って引き寄せる
部長とは違う香り
部長とは違う温度
部長とは違う肌
トクントクンと私の心臓が打ち付ける
「・・・潤くん
あの・・・あのね」
「いいよ
すぐに答え出さなくて
だから、もう少しこのまま居て？
まだ始発は出てないって言ったでしょ」
トクン
トクン
心臓が痛い
私自身、何を考えたらいいのかわからなかった
潤くんの気持ちより
部長との関係がバレたという背徳感が強くて
自分がなんて穢れているんだろうという
それはまるで何かから身をひそめるかのように
潤くんの腕の中でジッとしていた
「・・・あとで
美味しいコーヒー淹れてあげるよ」
そう言った潤くんは
ジッとしている私のおでこに軽くキスをした
部長とは違う感触
部長とは違う声
部長とは・・・・
やっぱり心臓が痛い
そして、今度は優しく私の髪を撫でる
「ゆっくりでいいから」
潤くんの甘い声と比例するかのように
部長の事を思い出す私
自分の醜さにつぶされそうだった
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紫姫(プロフ) - yashuchar1031さん» でも、最近美味しいものたくさん食べてるからちょっと元気かもｗ (2021年9月5日 22時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yashuchar1031(プロフ) - かなりの選択肢ができてますしねwww楽しみにしてますw更新ありがとうございます！くれぐれも無理なさらないでください！！ (2021年9月5日 10時) (レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 莉々菜さん» 特にキャンパスシーンとか旅行とか‥登場人物も実際に友人たちをモデルにしたりしてますｗもちろん、脚色してるので物語ですが、読んでくださる方が、まるで一緒に仲間たちと過ごしてる感覚をリアルで感じていただけたらなぁと思って書いてますｗほんと嬉しいです。 (2021年9月5日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
莉々菜(プロフ) - え！実話なんですか？ちょっとまた見たくなっちゃったなぁ!!見させて頂きます！！ (2021年9月3日 21時) (レス) id: e9c9c4a83b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - れもんさん» れもんちゃん、どうやら、私のブレーキは壊れてるみたいで、誰かにストップをかけてもらわないと暴走してしまうみたい・・・自分で止められないってマズいなって思ってはいるんだよなぁ。でも書くのは大好き。ずっと書いてたい。ｗ (2021年9月3日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2021年4月6日 17時
