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「んんっ」
目はまだ開いてないのだけれど
意識だけが覚醒していく
・・・朝
目覚まし前に起きちゃった
首痛っ・・・
え？
寝違えちゃったかな・・・
でも。ここで起きてしまうのは
もったいない気がする
だから目は開けないでおこう
いや、でも確実にこれは目が覚めたな
私は痛めた首にそっと手を当て
ゆっくり目を開けた
部長のちょうど脇腹の部分
首が痛い原因ってこれだわ・・・
腕枕ってさ・・・いいのよ
ほんと、愛し合ってるって感じするじゃん
でも、私だけ？
結構寝心地悪くない？
それに、腕を貸してる部長もきっと私の頭の重みで
腕しびれちゃうよねきっと
・・・なんて考えてしまうから
年を重ねたなぁって思っちゃう
それに、寝てる間に無意識に自分の寝心地がいいところ探してるよねきっと
ダメだ、これは完全に首やっちゃったパターンだわ
私は、そっと身体をずらしさらにその狭い空間で
居心地のいい場所を見つけようとしていると
「ん・・・」
部長の掠れた声・・・
寝起きの時しか聞けない声
「・・もう朝？」
「いえ・・もうまだ早いです」
「そ・・」
そう言いながら私をむきゅっと抱きしめる
「うっ」
首が・・・いや、言えない
この状況では絶対言えない
だって、そうここは幸せゾーン・・・
「ん・・・」
半分寝ぼけてるのか
まるで私を抱き枕のように足を絡め、腕もグッと力を入れ
自分の胸に私を埋める
「ううっ」
首・・
知ってか知らずか
はたまた寝ぼけてるのか、しっかり起きてるのか
そっと私の髪にキスをする
チュッ
そうきっと、ここは幸せゾーン
むきゅ
「うっ」
・・・首が
「あのさ・・・」
「はい」
「どした？」
「どうもしないでござる」
「いやしてるだろ」
「バレちまやしたか。兄貴」
「兄貴って・・」
そう言いながら、ゆっくり目を開けた
部長
その顔にドキっとしてしまい
慌てて顔を下げる
「いたっ」
「え？どした」
「く・・首が痛くて」
「は？」
そう言って私を覗き込むように見る
「寝違えちゃったみたいで」
そう言うと
声を出して笑った部長
その勢いで抱かれている部長の胸が激しく揺れるもんだから
その首の痛みは半端ない
「痛いって、もう動かさないでください」
「いや、わざとじゃねぇし」
「うっ・・・
なんだか情けなくなってきました。
こんなせっかくのシチュエーションなのに」
「ぶはっ
わかった・・じゃあ、近いうちに
少し大きなベッドを買おう」
・・・え
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紫姫(プロフ) - yashuchar1031さん» でも、最近美味しいものたくさん食べてるからちょっと元気かもｗ (2021年9月5日 22時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yashuchar1031(プロフ) - かなりの選択肢ができてますしねwww楽しみにしてますw更新ありがとうございます！くれぐれも無理なさらないでください！！ (2021年9月5日 10時) (レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 莉々菜さん» 特にキャンパスシーンとか旅行とか‥登場人物も実際に友人たちをモデルにしたりしてますｗもちろん、脚色してるので物語ですが、読んでくださる方が、まるで一緒に仲間たちと過ごしてる感覚をリアルで感じていただけたらなぁと思って書いてますｗほんと嬉しいです。 (2021年9月5日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
莉々菜(プロフ) - え！実話なんですか？ちょっとまた見たくなっちゃったなぁ!!見させて頂きます！！ (2021年9月3日 21時) (レス) id: e9c9c4a83b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - れもんさん» れもんちゃん、どうやら、私のブレーキは壊れてるみたいで、誰かにストップをかけてもらわないと暴走してしまうみたい・・・自分で止められないってマズいなって思ってはいるんだよなぁ。でも書くのは大好き。ずっと書いてたい。ｗ (2021年9月3日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2021年4月6日 17時
