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「あはは殿って」
そう言って、洗っては、横の水切りかごにお皿を並べていく
「ねぇ、もう１本飲んでいい？」
「もちろん、どうぞ
そうですよね、部長、これじゃまだ飲み足りないですよね」
「そうね」
「あ・・・
こないだ、友達にちょっと美味しい缶詰もらったんです
部長知ってます？
バールシリーズの缶詰」
「バールシリーズ？」
「はい。海外のバールをイメージして作った缶詰なんですけど
ちょっと待ってくださいね」
そう言って、私は棚を探り
いつか、気分のいい時にでも食べようと置いていた缶詰を
手にとった
「これです」
そう言って部長に見せると
「へぇ、うまそう。いいね」
「でしょ、ちょっと待ってくださいね」
そう言って、私は
その缶詰をあけ
お皿に移す
「俺さ、そういうとこ好きなんだよね」
「え？何がですか？」
「ん？
ほら、そうやって、缶詰のまま出すんじゃなくて、
ちゃんとお皿に移したりとか」
「あぁ、でもこれって気を付けてくださいね
こういうことする女って
綺麗にお皿に盛って、私が作りましたーんっ
ってだますかもなので」
そう言うと、また大笑いし
「あはは、大丈夫、さっきのつくね？
炭火焼ハンバーグ、作ってるの俺みてるから」
「炭火焼って、それは部長のせいで焦がしちゃっただけです」
「俺のせいって、
しっかり舌絡ませてきたのAだろうが」
「・・・違います
あれは、答えてあげただけです」
「ぶはっ、言うね」
私も少しアルコールが回ってきたのか
楽しくなってくる
「では、いい女アイテム、
バールの缶詰、投下しまーす」
「あいあいさー」
そう言いながら、二人で
ローテーブルに戻る
ローテブルにお皿を置くと
部長が
私の腕をつかみ
「ここ、おいで」
と、部長の足の間をトントンと叩いた
私は
このビールのアルコールに身をまかせて
「おじゃましまーす」
と言って、部長のその足の間に
キュッと小さくなって収まった
部長から、ちょうどバックハグされる感じ
部長は腕を伸ばし
箸をとりそのお皿にのっている
サーモンとオリーブのマリネをつまみ
口に入れる
私はその箸の進むまま
視線を部長へと向けた
「ん？」
「美味しいですか？」
「ん？いいね、これ
できればワインの方が合ったかもだけど」
「あはは、今日はビールで我慢してください」
そう言うと優しく微笑んだ部長
今日は少しだけ
アルコールの力を借りてもいいよね神様
私は少し背を伸ばし
部長の口にキスをした
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紫姫(プロフ) - yashuchar1031さん» でも、最近美味しいものたくさん食べてるからちょっと元気かもｗ (2021年9月5日 22時) (
レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
yashuchar1031(プロフ) - かなりの選択肢ができてますしねwww楽しみにしてますw更新ありがとうございます！くれぐれも無理なさらないでください！！ (2021年9月5日 10時) (レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - 莉々菜さん» 特にキャンパスシーンとか旅行とか‥登場人物も実際に友人たちをモデルにしたりしてますｗもちろん、脚色してるので物語ですが、読んでくださる方が、まるで一緒に仲間たちと過ごしてる感覚をリアルで感じていただけたらなぁと思って書いてますｗほんと嬉しいです。 (2021年9月5日 0時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
莉々菜(プロフ) - え！実話なんですか？ちょっとまた見たくなっちゃったなぁ!!見させて頂きます！！ (2021年9月3日 21時) (レス) id: e9c9c4a83b (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - れもんさん» れもんちゃん、どうやら、私のブレーキは壊れてるみたいで、誰かにストップをかけてもらわないと暴走してしまうみたい・・・自分で止められないってマズいなって思ってはいるんだよなぁ。でも書くのは大好き。ずっと書いてたい。ｗ (2021年9月3日 16時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2021年4月6日 17時
