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私はそのカップを綺麗にし
すぐさま立ち上がる

カウンターで
代金を払うと
これ以上、何も言われたくなかったせいもあって、

目も合わさず、
店を出た

そして、
そのまま、会社のビルには入らず、

そのちょうど向かいにあるコンビニで、
化粧落とし、
化粧下地、ビューラーとマスカラ
ワックスを購入し、

ビルに戻った


定時の出勤よりもまだ30分早い

私はそのまま1階ロビーのトイレに入り、
化粧を1からやり直した

そして、髪はいったんほどき、
ワックスでもみ、さらにアレンジを加える

服は、いたしかたない


そして、鏡の前で、
左右確認し

いつもと変わらないか確認した


「よし」


私はそのままエレベーターホールに向かい、
そして、自分のフロアに向かった



「あれ?早いじゃん」

ちょうどデスク向かい側、同期の雅紀が私を見た


「ん?て言っても」


私は時計を見る

「1本電車早めただけよ」


嘘がバレないように
すぐにPCを開く


「へぇ」

そう言って、PCの向こう側からのぞく雅紀

「今日のミーティングの資料、
部長に頼まれたのよ」

とそう答えた

「ふーん・・・」

「何?」


「いや、Aが遊ぶのって珍しいなって思ったから」


ドクンと鼓動がうつ


普段はそういうい素振りを見せないのに
ここぞという時に的を得てくる雅紀


でも、のう10年近く連れそっているので
先に先手を打つ



「あぁ、服?」

「そう」

私は雅紀を見る

「友達と昨日飲んでて
そのまま友達んちで寝ちゃった」


「へぇ?男?もしかして」

「ばぁか、違うわよ
逆に紹介して欲しいわ」


PCから、立ち上がりを知らせる音がなる

私は、画面に目を向け
マウスを動かす


「どうしてだろうね」

「何が?」

私が再び顔を上げると

雅紀が「NYkid」の紙カップを口に着けて
こっちを見ていた

・・・

もしかして、「NYkid」で
私と彼の会話聞いてたとか?

私はドキドキしながらも
にっこり笑う




「いや、Aってさ、
人柄もよくてさ、まぁどちらかというと、
顏もいい方じゃん」


「どちらかというとって・・・」

「いや、マジな話してんの」


「で?」

「なのに、どうして彼氏できないのかなぁって」


・・・

・・・


「私が聞きたいわ・・・ほんと
ていうか・・・雅紀さ
会社来る前、「NYkid」に来てたの?」


「「NYkid」って?何それ」


そう言ってコーヒーに口をつける
「何って・・・それ」

そう言って軽く指で指す

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設定タグ: , 二宮和也 , 櫻井翔   
作品ジャンル:恋愛
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紫姫(プロフ) - ミーさん» ミーさんすいません、しばらくこちらに来てない間に、どなたかによって使用不可になってしまっていました。現在、本部に相談してますので、しばらくお待ちいただけたらと思います。 (2020年11月9日 22時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
ミー - 続きが読めません…。 (2020年9月30日 0時) (レス) id: e62317eefb (このIDを非表示/違反報告)
yashuchar1031(プロフ) - だって、紫姫サンは褒めるところしか見つからないですもん(o´罒`o) (2020年8月25日 13時) (レス) id: 4cc73d8fe3 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» はい・・・今回はマウント取りましたw真面目に書いてたら、星伸びないし、「つまんない」って言われたので、だったらここに合う作品を書いてみましょってなわけで書き始めたのですが、結局2章では私の癖がさく裂してますw無理ですねw (2020年8月22日 18時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yashuchar1031さん» やった♪褒められた〜、私、やればできる子なの〜ってwwwいつもありがとう (2020年8月22日 18時) (レス) id: 126fa04e95 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:紫姫 | 作成日時:2020年7月3日 0時

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