コーヒー時々オムライス

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・・・

・・・


目が覚めると
いつもと違う天井にビックリする

「ひゃっ」

少し冷たいシーツを裸のまま
まとっていことにも驚き


そして、その横で
スーツの下はこういう仕組みになっていたのかと
驚くほど鍛え抜かれた
部長の身体にさらに驚く


私が起き上がった揺れで
部長も目を覚まし

「おはよ・・」


そう言って、ベッドサイドに置かれた

スマホに手を伸ばした部長


「まだ6時じゃねぇかよ・・・
こっからだったら8時過ぎにでても十分間に合うだろ」


そう言って
真っ白な枕に顔をうずめる


「・・・」


私が声にならないのを気にしたのか
頭をずらし

「もう少しだけ寝れば？」


と言った

「いえ・・そんな
えっ」


「何・・・」


その声がいつもの部長の声じゃなく、少し掠れていて
昨晩のことが思い出される


・・・


「なぁA？」


「はいっ、部長」


「もう、会社モードかよ
昨日は、あんなにアンアン言ってたのに」

「え？は？
言ってません」


「よく言うよ・・・」

額から少し嫌な汗が噴き出す


そして、続けて
「まさか、これはドラマあるあるの
「覚えてません」という展開か？」


「いえ、しっかり覚えてます」


「なんだよそれ
じゃあ、何？」


「いや、急に現実が」

・・・
部長は
少し顔を上げて、肘で頭を支えながら、私を見る


「俺には、ずーっと現実ですが」


・・・
・・・


「そうですよね・・・はは」


そう言うと
部長は私の腕をつかみ

自分に引き寄せる

「もう少し寝たかったんだけど、
起こされちゃったし、
出勤前に、もう1回しとく？」


「え？」



そう言って
近づいてきてキスをしようとするが
目の前で
噴き出される

「噴き出さないでください」


「あはは、ごめんごめん
そんな真面目な顔されても
嘘だよ、朝からはさすがに」


そう言って、首を掻きながら座りなおす


「シャワー浴びてくる？」

そう言うと


「あの・・・
私、部長と泊ってしまったみたいで」


「ん？どう見てもそうだよね」


サーっと血の気が引いていくのがわかる


「部長・・・その
家に帰らなくて大丈夫だったのですか？
私・・・すいません」


「え？
あぁ。大丈夫だよ
普段から出張で家には帰ってないこと多いしね
とりあえず、先にシャワー浴びてきたら？」

・・・

・・・

「・・・はい」

私は昨晩脱ぎ散らかした服をひろい集めて
バスルームに向かった

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