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いい感じに腹も膨れ、酔いも回ってきた
俺には、別の計画もあって、
コンサートを含めて大阪に滞在中は、
ホテルで部屋をリンの名前で予約していた
いくら、仲が良く事情をよく知っているとは言え
到底言えるはずもなく、
「あぁ、そういえば、ホテルなんだけどさ
おまえらと同じところ取れなくてさ、
スタッフに頼んで、開場近くで取ってもらったんだよね
わりぃ」
と、少し嘘を２人についた
俺は、黒川とテッチを見送ってから
こっそりリンとホテルの部屋で落ち合う予定にしていたんだ
お好み焼き屋の前で
リンだけ先に
「じゃあ、私、家に帰るね
みんな気を付けてね」
と、俺らに手を振りながら
酔っているのか、足が履きなれない下駄で痛いのか
少し変な歩き方で俺らから離れる
黒川が
「あぁ、リンもな
・・・って
あはは、なぁ、いつまで、俺らは騙されたフリしとけばいいの？」
「何が？」
突然何を言い出すのかと
冷や汗をかきながら
黒川に聞くと
「どうせ、おまえら、この後しけこむ予定だろ？」
「また、しけこむって言い方リアル〜」
とちゃかすテッチ
「・・・んなことねぇし・・」
「んなことあるだろうし」
そう言って、笑う
だいぶ、いい気持に酔いも回ってきていたのが
一気に引く
「俺らどれだけ
今まで一緒に過ごしてきたと思うんだよ、
翔がやりそうなことくらい
すぐわかるわ」
そう言って笑った
「どうせ、同じホテルだろ？
だったら、いっそんな小芝居しなくても
いいじゃん、ほら、リン戻って来いよ」
そう言われて、
少し離れたところで
顔を真っ赤にしたリン
「っで？合ってる？」
と俺を見て笑うテッチ
「あってる・・し・・
てか・・・」
身体が明らかにアルコールが原因ではない
熱気が帯びる
「いいなぁ、
マジでうらやましいわ
てか、黒川、俺さもう1件行きたいんだけど？」
「あぁ、いいよ」
そう話した黒川とテッチ
「よっと待ってよ、俺も行くわ」
「いいよ、翔は、
だって、リン疲れてそうだし、
先に部屋に連れて帰ってやれって」
「え、大丈夫だよ」
そう言ったリンだったけど
リンの足を見ると
鼻緒の部分が真っ赤になっているのを見て
「悪い」
そう言って俺はリンの手を取った
「お言葉に甘えまして俺らは戻りますっ
お気をつけてお帰りください」
そう言っ笑った
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紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 久しぶりに、話を繋ぐのに登場させといた (2020年4月2日 23時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - おー！ 翔くんパパ出てきた！ おかえり〜(o^^o) (2020年3月31日 23時) (レス) id: 610e3b0947 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» なしさん( ；∀；)ありがとうございます、読んで下ってありがたいです。あはは、アレより勝る決定打・・・ひゅーっ、頑張りますｗドキドキ (2020年3月30日 22時) (レス) id: 2737e31e0a (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - yuri125さん» こんにちわ。ありがとうございます、こんな状況だからこそ、気を張ってと思ってはいるのですが、いつかきっとこんな大変な経験したんだよって話せる日が来るといいなと思いながら、日々過ごしてますｗ (2020年3月30日 22時) (レス) id: 2737e31e0a (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - お久しぶりです。ちゃんと読んでます(o^^o) 翔くんの学生期。勉強や学校行事以外のもっと身近な友人関係や思考。楽しんで読んでました。確かに辛い事もあったけどそれを乗り越えただけに 次に来る決定打は何だったのかが凄く気になるしアレより勝る決定打納得できるか (2020年3月29日 11時) (レス) id: 610e3b0947 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2020年1月29日 23時
