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俺らは
俺がどうしても見たいと言っていたコロッセオに向かった。
トラムを使えば
ものの１０分
駅からすぐに見える
外観は昔懐かしい後楽園球場かと思う出で立ち
でも角度を変えると
あの、教科書でおなじみの形が浮き出てくる
「すっげ」
俺は、思わず、写真を撮っていた
「あれ？」
リンが言った方を見ると
そこにはフランス、パリの凱旋門を思わせるような建物も立っている
俺は、
コロッセオと凱旋門と同時に移るようなポイントを見つけ
カメラに収める
そして、
チケットを購入し、コロッセオの中へと入った
「明日、午後５時の便だっけ？俺ら乗るの」
「そう、だから、
午前中、近場観光して、
もう空港に行った方がいいかもね」
「なんだかあっという間だよな」
「まぁ、全員揃うのっって
今日が最終日だから、
思いっきり楽しまなきゃ」
「だな、
で、さとみは、明日以降どうするの？」
すると、竹中が
「あぁ、ナポリの方に南下しようかと思っているんだけど」
俺がさとみに聞いたのに、答えたのが竹中で、
竹中もバカだ、
さとみと2人でこのあと行動することは秘密にしてたはずなのに
どうしてわざわざ
すると
黒川が、何気なく視線をそらした
仲が悪いわけじゃない
でも・・まぁ。
俺の知らないところで、何かがあったんだなということくらいは察しがつく。
俺は、何も無かったかのように
それ以上は触れなかった
円技場の中に入ると、そこはやはり、
遺跡で圧倒される
「ここでこんなにも多くの観客に囲まれて、戦ってたわけだろ？
人間同士だったり、動物だったりどんな気持ちだったんだろう」
買われてきて、見世物のために鍛えられ戦わせる。
当時の彼らの気持ちは一体どうだったんだろうか・・・
すると横にいた黒川が全く違うことを言ってきた
「翔、おまえ、
こういうとこで、やってんだな」
「何を？」
「あぁライブ？」
俺は黒川が言ったことを理解して
「そだな、
どうだろう、これくらいかな」
このイタリア旅行に前も年末から年始にかけて
あちこちのアリーナでツアーに回っていたので
そのキャパを思い出す
「いや、もしかしたら、コロッセオの方が大きいかもしれない」
と呟く
「どんな気分？」
「え？」
今まで、黒川とは、幼稚舎からいっしょだから、幼馴染みたいなもので、
仕事のことなんて、聞かれたことがなかったから、
少しびっくりした
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紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 翔くんのお母さんって、母でありながら、何かを諭す時だけ息子を他人のように客観的角度から話してるように感じて、それが私情を挟まず的確に伝えていて参考にしたいなと思ってます、特にわが家のモモっ (2020年1月18日 11時) (
レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - ＊さくら＊さん» 入学式からの４年書き綴ってみましたw間違ってません、どうかそのまま納得してニヤケてくださいw (2020年1月18日 11時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
紫姫(プロフ) - すりおろし梨。さん» 実際リアルで私はそう思います。彼からよく当時の話が出るのは、充実して輝いていたんじゃないかなって (2020年1月18日 11時) (レス) id: 798db29bb2 (このIDを非表示/違反報告)
すりおろし梨。(プロフ) - 人柄バロメーター。なるほど。確かに。翔くん母の話は凄く好きです。なんならお会いして子育て講座とか聞きたい。 (2020年1月18日 6時) (レス) id: 726034c2a9 (このIDを非表示/違反報告)
＊さくら＊(プロフ) - 読むたびに、ああ、昔はこんな感じだったんだろうなぁと、間違った納得をしてニヤケたり、応援したりしてます。お忙しい時期なんでしょうが、どうかちゃんと休んでくださいね。 (2020年1月18日 1時) (レス) id: 77b96f2b94 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：紫姫
| 作成日時：2019年12月18日 22時
